“暴”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
あば29.4%
あら25.7%
23.5%
さら5.5%
あれ2.2%
ぼう2.2%
やけ2.2%
にわ1.8%
あらび1.1%
サラ1.1%
(他:14)5.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“暴”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話]37.9%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸29.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語5.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
つののあるもの、いもの、おおきなもの、ちいさなもの、ねむっているもの、あばれているもの……。
電車の停留する四辻では噛み付くやうな声で新聞の売子が、「紳士富豪の秘密をあばきました………。」と叫んでゐる恐しい都会。
海洋の旅 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
○「勘次てめえの身分にしちゃア金遣いが滅法にあらえが、桔梗屋で使用つかった金はありゃア何処どこから持って来た金だ」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
その時向うからあらい声の歌がまた聞えて参りました。大烏は見る見る顔色を変えて身体からだはげしくふるわせました。
双子の星 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
助八 痛てえ、痛てえ。(手の甲を撫でながら。)氣がれえにも何にも、まつたく其奴は旅の山猿だ。江戸前の猿ぢやあねえ。
権三と助十 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
ここを先途せんどげども、せども、ますまするるなみいきおいに、人の力はかぎりりて
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
外光の直射を防ぐ為と、一つは、男たちの前、殊には、庶民の目に、貴人あてびとの姿をさらすまい、とするのであろう。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
浸してはさらし、晒しては水に潰でた幾日の後、筵の上で槌の音高くこも/″\、交々こも/″\と叩き柔らげた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
と烈しい気合がはっきり聞えた。門近くの板塀のあたりに、重い物体が打つかったようである。同時に大きなあれが窓を破るかに打ち叩いた。
小曲 (新字新仮名) / 橋本五郎(著)
雨風のなおはげしくおもてをうかがうことだにならざる、静まるを待てば夜もすがらあれ通しつ。
竜潭譚 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
仙太 いいえ、あんた様、人柄よろしからずなんど、それは私の兄きにそんなこと言いがかりをつけるのは、それはぼうと言うもんでがんす。
斬られの仙太 (新字新仮名) / 三好十郎(著)
仙太 いいえ、あんた様、人柄がよろしからずなんど、それは私の兄きにそんなこと言いがかりを付けるのは、それはぼうと言うもんでがんす。
天狗外伝 斬られの仙太 (新字新仮名) / 三好十郎(著)
と言ひ/\、片手を髪の毛のなかに突つ込んで、なかから兎でも追ひ出すやうに、やけきまはす。
あごひげやけ興起おやした拿破崙髭ナポレオンひげに、チンの口めいた比斯馬克髭ビスマルクひげ、そのほか矮鶏髭ちゃぼひげ
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
そこで黒猩にわかにすね出し、空缶を番人に投げ付け、とこに飛び上り、毛布で全身を隠す、そのてい気まま育ちの小児に異ならなんだ。
宋朝以来南支那に盛んな五通神は、家畜の精が丈夫に化けてにわかに人家に押し入り、美婦を強辱するのだ(『聊斎志異りょうさいしい』四)。
されど目を下に注げ、血の河近ければなり、すべてあらびによりて人をそこなふものこの中に煮らる 四六—四八
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
かゝる場合については、請ふ思へ、あらび意志とまじりて相共にはたらくがゆゑに、その罪いひのがるゝによしなきことを 一〇六—一〇八
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
外光の直射を防ぐ為と、一つは、男たちの前、殊には、庶民の目に、貴人アテビトの姿をサラすまい、とするのであらう。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
外光の直射を防ぐ爲と、一つは、男たちの前、殊には、庶民の目に、貴人アテビトの姿をサラすまい、とするのであらう。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
今日はう仕事は出来はすまい、ムヽ仕事と云えばわしも一つ煙草盆をこさえてもらいたいが、何ういうのがいかな……これは前住せんじゅうが持って居ったのじゃが、あろうしたと見えて此様こないこわれて役にたゝんが
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
和「へい穿きようがあろうございますし、殊に此の節は働きものが多いので、鼻緒が切れるとぐに川の中へほうり込んでしまいますので困ります、沢山入りますから、どうかちっと沢山買った方がお為めに宜しかろうと思いますから、百足もお買いなすって下さい」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
けますんだずいぶん」
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
処女航海は何事もなく終り、船長も、その試験航海の成績に特にこれと言う異状は認めなかったが、ただ、何うも大洋へ押し出してすこしけて来ると、何となく船の安定が悪いように感じて、この第二回の、そして最後の航海に出航する際も、船長は始終ちょっとそれを気にしていたという。
沈黙の水平線 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
彼はものいいとまだに無くてにはか歿みまかりけれども、その前常に口にせしところは明かに彼の遺言なるべきのみ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
貧人のにはかに富むとか、貴人の忽ちに簪纓しんえいを抛つとか、寡婦の夫を得るとか、桀黠けつかつの士の亂の起るに會ふとか、凡そ是の如き境遇際會の變易よりして、新しき状況の現前するに遇ふ時は
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
そうしているうちに周の細君がお産をした後でにわかに死んでしまったので、周はそのあとへ王姓の女をめとった。
成仙 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
およそ地震にあらずして山岳にわかに崩れ裂くるものあり
必ず気色をあらくし声をいらゝげて夫に逆いそむくことなかれ。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
あららかに引払ひつぱらひて、寄らんとするひまもあらせず摩脱すりぬくるより足をはやめて津守坂つのかみざか驀直ましぐらに下りたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
拿翁なをうの侵略に遭ひて国亡び、家破れんとするに当りて、従容として、拿翁の玉座に近づき、彼をして言ふ可からざる敬畏の念を抱かしめたるギヨーテが、戦陣に臨みて雑兵の一人となり、しかばねを原頭にらさゞるの故を以て、国民的ならずと罵るものあらば、吾人は其の愚を笑はずんばあらざるなり。
国民と思想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
「潮がさして来る。潮が来る」と、かれらはつよい風と闘いながら叫びまわった。
半七捕物帳:32 海坊主 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
子曰く、虎をてうち(徒搏)にし、河をかちわた(徒渉)りて、死すともゆるなきものは、吾くみせざるなり、必ずや事に臨みておそれ謀を好みて成すひとに(与する)なり。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
されどいざ手をこなたに伸べて我目をひらけ、我はひらかざりき、彼にむかひてみだりなるは是即ち道なりければなり 一四八—一五〇
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)