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引払
ふりがな文庫
“引払”のいろいろな読み方と例文
旧字:
引拂
読み方
割合
ひっぱら
28.6%
ひきはら
21.4%
ひっぱた
21.4%
ひッぱら
14.3%
ひつぱら
7.1%
ひツぱた
7.1%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひっぱら
(逆引き)
当の狙われた若い妓は、はッと顔を背けたので、笹葉は
片頬
(
かたほ
)
外れに肩へ
辷
(
すべ
)
って、手を払って、持ったのを
引払
(
ひっぱら
)
われて、飴の鳥はくしゃん、と
潰
(
つぶ
)
れる。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
引払(ひっぱら)の例文をもっと
(4作品)
見る
ひきはら
(逆引き)
で、そう事が解って見ると、私は
猶々
(
なおなお
)
怖く恐しく感じて、
迚
(
とて
)
もここに長居する気がないから、
其日
(
そのひ
)
の
中
(
うち
)
に
早々
(
そうそう
)
ここを
引払
(
ひきはら
)
って、再び
倫敦
(
ロンドン
)
へ
逃帰
(
にげかえ
)
る。
画工と幽霊
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
引払(ひきはら)の例文をもっと
(3作品)
見る
ひっぱた
(逆引き)
蝙蝠
(
こうもり
)
を
引払
(
ひっぱた
)
いていた
棹
(
さお
)
を
抛
(
ほう
)
り出して、
内
(
うち
)
へ飛込んだ、その
嬉
(
うれ
)
しさッたらなかった。
縁結び
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
引払(ひっぱた)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
ひッぱら
(逆引き)
諾来
(
よしき
)
た、と頼まれて、紙入を隠してやったのが
暴露
(
ばれ
)
たんで、掏摸の同類だ、とか何とか云って、旦那方の
交際
(
つきええ
)
が面倒臭くなったから、
引払
(
ひッぱら
)
って駈落だとね。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
引払(ひッぱら)の例文をもっと
(2作品)
見る
ひつぱら
(逆引き)
と
暴
(
あらら
)
かに
引払
(
ひつぱら
)
ひて、寄らんとする
隙
(
ひま
)
もあらせず
摩脱
(
すりぬ
)
くるより足を
疾
(
はや
)
めて
津守坂
(
つのかみざか
)
を
驀直
(
ましぐら
)
に下りたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
引払(ひつぱら)の例文をもっと
(1作品)
見る
ひツぱた
(逆引き)
お
手
(
て
)
が
障
(
さは
)
つた
所
(
ところ
)
だけは
刺
(
さ
)
しましても
痛
(
いた
)
みませぬ、
竹箒
(
たけばうき
)
で
引払
(
ひツぱた
)
いては八
方
(
ぱう
)
へ
散
(
ちらば
)
つて
体中
(
からだぢう
)
に
集
(
たか
)
られては
夫
(
それ
)
は
凌
(
しの
)
げませぬ
即死
(
そくし
)
でございますがと、
微笑
(
ほゝゑ
)
んで
控
(
ひか
)
へる
手
(
て
)
で
無理
(
むり
)
に
握
(
にぎ
)
つて
貰
(
もら
)
ひ、つか/\と
行
(
ゆ
)
くと
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
引払(ひツぱた)の例文をもっと
(1作品)
見る
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
払
常用漢字
中学
部首:⼿
5画
“引”で始まる語句
引
引込
引摺
引返
引張
引掛
引籠
引立
引緊
引出
“引払”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
三遊亭円朝
泉鏡花
泉鏡太郎
木暮理太郎
岡本綺堂