“竹箒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たけぼうき66.7%
たけばうき16.7%
たかぼうき6.7%
たかばうき3.3%
たけばヽき3.3%
たけぼほぎ3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これも竹箒たけぼうきでドブドロ掻きまわすようにペン先が重たくなって、引っこみの付かない悪臭がプンプンと鼻を打って来るのです。
スランプ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
どうした機會はずみであつたかこれ壁際かべぎはけた竹箒たけばうきたふれてがかちつと草刈籠くさかりかごつた。おつぎはひよつとかへりみた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
おれのく手には二人ふたりの男が、静に竹箒たかぼうきを動かしながら、路上にあかるく散り乱れた篠懸すずかけの落葉を掃いてゐる。
東洋の秋 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
づは重疊ちようでふむかつて齒向はむかつてでもられようものなら、町内ちやうない夜番よばんにつけても、竹箒たかばうき押取おつとつてたゝかはねばらないところを、とき敵手あひてげてくれるにかぎる。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
さとしおさなきより植木うゑきのあつかひをきて、小器用こぎようはさみ使つかへば、竹箒たけばヽきにぎつて庭男にはをとこぐらゐなんでもなきこと、たゞ素性すじやうられじとばかり、まこと只今たヾいま山出やまだしにて
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ふやうにおはなげました。祖母おばあさんがおはか竹箒たけぼほぎてかけてくところはおほきなすぎキでしたが、そのすぎあひだから馬籠まごめむらえました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)