“敏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さと60.0%
びん10.0%
とし7.3%
はや7.3%
3.6%
はし2.7%
すば1.8%
さとし0.9%
かしこ0.9%
ざと0.9%
0.9%
すばや0.9%
とく0.9%
はしっこ0.9%
サト0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
盲人のき習として、少女はその常の錢ならぬを知りたるなるべし、顏は燃ゆる如くなりて、そのかに美しき唇は我手背に觸れたり。
よくいえば、機を見るになやつ。悪くいえば抜け目ない横着者だ。が、よかれあしかれ、彼が二心なしといってきたのは、大きな幸せ。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「まあ、なんて、気味のわるいでしょう。」と、女中がいって、をかけようとしたのをちゃんは、やめさせました。そして
母犬 (新字新仮名) / 小川未明(著)
こういう風であったから、自然、前に申した平尾賛平氏などが、商人だけに物を見る目がく、私の境遇を察し援助して見る考えを起されたかと思われます。
き導者に似たる動作と聲とをもて重ねていふ。われらは大いなる體を出でゝ、純なる光の天に來れり 三七—三九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
ひとりは、左の放鷹を据え、獲物を入れる網ぶくろを、大小と反対のほうへげ、うしろに、こそうな茶いろの猟犬をつれていた。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その次の彼の女の行動は、全く思いも設けぬしっこさであった。彼の女はクルリっと自転車をまわすと、一目散にその男の方に突進して行った。
廿日かげんで、さし木立おぼろおぼろとく、たりや孤徽殿細殿口にはくものもなきぞかし。
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ば手に入んこと外になし此婚姻げせば自然此方かん然なりと思案せしが此方策ては惡き事に掛てはき者は兄の元益是に相談なして見ばやと先元益が方へ至るに博奕たるか寢卷一枚奧の間にぶりゐたるが夫と見てかと思へば弟の庄兵衞何と思つて出て來たか知ねど兄に無禮
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
く見つけて駈け寄って来ました。
仁王門 (新字新仮名) / 橘外男(著)
それはまったく、電光のようなばやさで、ハッと感じた小保内も、剣を引く隙がなく、余勢が孔雀の心臓を貫いてしまった。
オフェリヤ殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
その行動のいことといったら、どうも人間業とは思えなかった。高い石垣を見上げたと思うと、ヒョイと長い手を伸ばして、バネ仕掛けのように飛び越えた。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
盜みし當人のざる中は文右衞門の片口のみにてには成り難く尤も百兩の紛失は言掛りなしたる久兵衞こそしき者なれと
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「跳ね起きると共に一目散さ。いよ。二人に一人じゃわないと思ったのだろう」
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
あれだな——、いらしい者と感じたのだが、やつぱり——思ふ通りの若者だつたな——。
死者の書 続編(草稿) (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)