“敏子”の読み方と例文
読み方割合
としこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と長女の郁子と次女の敏子としこはこんな場合決して黙っていない。高女二年と、尋常六年のくせに女性の権利丈けはもう一人前に主張する。
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
女は敏子としこよりも若いらしい。雨に洗われた朝日の光は、その肉附きの豊かな肩へ、——派手はでな大島の羽織の肩へ、はっきり大幅に流れている。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
木村ハ茶ノ間デ妻ヤ敏子としこトシバラク話シテイタガ、三時過ギニ「麗しのサブリナ」ヲ見ニ行クト云ッテ、三人デ出カケタ。
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)