“敏達”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びたつ50.0%
びだつ33.3%
びんたつ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遠祖は、敏達びたつ天皇のすえたちばな諸兄もろえからと、いわれているが、そんな遠くの血は、水分川の水上のしたたりが知れないように、彼にも分らない。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
諸葛亮しょかつりょうの九十時に赤き彗星ありしは、その死去を告ぐるものとなせり」わが朝にありては、欽明きんめい天皇のとき、仏を入れたるために疫病流行せり、敏達びだつ天皇のときも同断なり。
妖怪学 (新字新仮名) / 井上円了(著)
寶暦はうれきころ當城たうじやうあるじ眞田伊豆守幸豐公さなだいづのかみゆきとよぎみよはひわづかに十五ながら、さいびんに、とくたかく、聰明そうめい敏達びんたつきこたかかりける。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)