“聞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
62.3%
きこ19.6%
きか4.5%
きい3.0%
きき2.7%
きゝ2.5%
きく1.3%
きこえ0.7%
きこゆ0.5%
きけ0.5%
キコ0.5%
0.2%
きヽ0.2%
0.2%
ぶん0.2%
モン0.2%
ぎき0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
もん0.1%
キカ0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、青葉あおばあいだからはたえて、太鼓たいこおとなどがこえて春祭はるまつりのあるむらもありました。
けしの圃 (新字新仮名) / 小川未明(著)
幻花子げんくわし此當時このたうじ、ぐツと先生振せんせいぶつて、りながら種々いろ/\講釋こうしやくかせるのであつた。
おまけに其處そこには、馬蠅うまばへが一ぴき、わたしの足音あしおときこえないやうに、べつたりひついてりましたつけ。
藪の中 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
大雪おほゆきです——が、停車場前ステエシヨンまへ茶店ちやみせでは、まだ小兒せうにたちの、そんなこゑきこえてました。
雪霊続記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
はたいた烟管きせるをふっと吹き、昨宵ゆうべも逢た癖にと婢が云うのをきかぬふりで、あんな酷い方はないのと紙入に巻いてある紙を取出し
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
その写真に頬摩ほほずりしてあくがれ、彼おのれれて、ここに優き便たよりをだにきかせなば、親をも家をも振捨てて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
けれども緒方の書生は原書の写本に慣れてみょうを得て居るから、一人ひとりが原書を読むと一人はこれを耳にきいて写すことが出末る。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
いゑ貴君あなたにはきいいたゞきたいのでござんす、ふとまをしますからおどろいてはいけませぬと嫣然につこりとして
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
それこれを信ずるのはじめ、目これを見、耳これをきき、心これを察し、その信ずべきをしりて、しかるのちはじめて疑わざるに至る。
教門論疑問 (新字新仮名) / 柏原孝章(著)
エキステルは冷淡に笑ひてききゐたりしが、「汝たちもその図見にゆけ、一週がほどには巨勢君の『アトリエ』ととのふべきに」といひき。
うたかたの記 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
をしや埋木うもれぎはるまたぬに、青柳あをやぎいとのみきゝても姿すがたしのばるゝやさしの人品ひとがら
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
往着ゆきつきしとおもふ頃娘時ならずにはか紅潮つきやくになりしゆゑ、さては我がなげきしをきゝてかのもの我をたすけしならんと
なほさら五月蠅うるさいとはしくくるまのおとのかどとまるをなによりもにして、それおいできくがいなや
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
先頃もお手飼にちんが欲しいと夫人の御意、きくよりも早飲込み、日ならずして何処でもらッて来た事か、狆の子一ぴきを携えて御覧に供える。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
此事碩学せきがくきこえたか了阿れうあ上人のはなしにきゝてかの経を借得かりえよみしが、これぞ夜光の玉のおや玉なるべき。
我彼に曰ふ。我は未だ汝等の國を過ぎたることなし、されどエウロパ全洲の中苟も人住む處にそのきこえなきことあらんや 一二一—一二三
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
小中大といえば、順序をへて次第に上るべきようにきこゆれども、事実、人の貧富、才・不才にしたがって、はじめより区別するか、あるいは入学の後、自然にその区別なきを得ず。
小学教育の事 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
その内には雪車哥そりうたこゑさへきこゆれば村の者也、大声あげてよばらばたすけくれべし、それにつけてもお伊勢さまと善光寺さまをおたのみ申よりほかなしと
「おとつゝあつんぼだからきけえねんだ、おとつゝあろうつとてえに呶鳴どなつてろ、そんでなけれみゝ引張ひツぱつてやれ」
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
すぐれたる散歩に相叶、洋醫も大に悦び、雨ふりには劒術をいたし候、又は角力を取候、何右等の力事ちからごとをいたし候樣申きけ候得共
遺牘 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
今川ノ古跡、千本桜ナド詳シク尋ネキコシメサレ、阿倍川アベガハヲ越エ給ヒ、武田四郎勝頼ガ此地ニカカラレ候折ノ持舟モチブネノ城トイフヲ問ハセラル。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
八千矛の神のみことは、とほ/″\し、高志コシの國に、クハをありと聞かして、サカをありとキコして……
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
いで師の教えを受け、各この薬を磨くに、竜樹かおりぎてすなわち便ただちにこれを識る。
猟師の習い悪獣の脂を脚に塗り畜生をして臭いをいで驚き走らしむるのだ。
母樣かあさまがおきヽにならばるし、れでも姉樣ねえさまたちは自分じぶんばかり演藝會えんげいくわい花見はなみきて
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
仲人なかうどもヽさへづりきヽながしにしてれなりけりとは不審いぶかしからずや、うたがひはかる柳闇花明りうあんくわめいさとゆふ
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ジョニイはもちろんおれと同様とうに眠っていて、またきにこの喧嘩の話を知っただけなのだが、れいの気持のいい、少しこもったような、子供らしい声で、これはきっと「娘」がもとなのだろうといった。
なぐり合い (新字新仮名) / パウル・トーマス・マン(著)
ゆうべ、こっちの密談をぬすきして、とうとう捕まえそこねたから、きょうは、わざと私がおとりになって、この叡山道えいざんみちの奥まで釣りこんだとは知らないで、人のことを、悪運が尽きたの、何だのと、いい気になって講釈を言うから
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そうして、百ぶんは一けんにしかず、ということわざのとおりだと、つくづくかんじました。
序でに言っとくと、僕は副部長待遇です。君、いいだろう? 『待遇』ってのは……。嬉しいじゃないか。え、へ、へ。そこでだね。君に教える第一のことは、先ず名刺をつくることだ。名刺を持たない新聞記者ってものは余っ程怠け者か、——この僕の如き——それとも余っ程腕利きのどちらかで、まあ、とにかくぶん屋には名刺が要るもんだね。
青春の逆説 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
父君は家の内に道場を構へて居たが、簾越しにも聽モンは許されなかつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
父君は家の内に道場を構へて居たが簾越しにも聽モンは許されなかつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
かたへぎきせしわれは泣き出しつ。
林「エヽイ、くもかねえもらねえ、放さねえかよ、これ放さねえかてえにあれ着物けものが裂けてしまうじゃアねえか、裂けるよ、放さねえか、放しやがれ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
この頃はやる押借りと見たので、番頭の長左衛門は度胸を据えてそれへ出て、主人は病気で宵から臥せって居りますから、御用がございますならば番頭の手前に仰せけくださいと挨拶すると、ふたりの侍は顔を見あわせて、きっと貴様に返事が出来るかと念を押した。
半七捕物帳:40 異人の首 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
——その九時頃くじごろ濱野はまのさんがて、ちやはなしながら、ふと「いつかのこたつさわぎは、丁度ちやうど節分せつぶん今夜こんやでしたね。」といふのをなかばくうちに、わたしはドキリとした。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
父君は、家の内に道場を構へて居たが、簾越しにも聴もんは許されなかつた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ようべ、当麻語部嫗タギマノカタリノオムナキカした物語り。あゝ其お方の、来て窺ふ夜なのか。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)