“聞”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
61.9%
きこ20.6%
きか4.3%
きい3.3%
きき3.0%
きゝ2.0%
きく1.1%
きこえ0.5%
キコ0.5%
0.3%
(他:18)2.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“聞”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)49.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語8.6%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆2.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
きました。子がには、さるおやがにをころしたから、かたきをちたいといますと、くりは、
猿かに合戦 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
いているうちにどくになって、どうしてももんけてやらずにはいられないようながしました。
羅生門 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
たゞ、丸顔の真白ましろき輪郭ぬつとでしと覚えしまで、予が絶叫せる声はきこえで婦人がことばは耳に入りぬ
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
勿論もちろんくちにはささ落葉おちばが、一ぱいにつまつてゐますから、こゑすこしもきこえません。
藪の中 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
一 女子は稚時いとけなきときより男女のわかちを正くして仮初かりそめにも戯れたることをきかしむべからず。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「よく話してきかせてってくれ給え。まあ、套管針とうかんしんなんぞを立てられなくて為合しあわせだった」
カズイスチカ (新字新仮名) / 森鴎外(著)
義勇兵所で私が二度目に亜米利加アメリカいったとき、甲比丹カピテンブルックに再会して八年目にきいた話がある。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
空々寂々くうくうじゃくじゃくチンプンカンの講釈をきいて、その中で古く手垢てあかついてるやつが塾長だ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
歓楽を追ふ若い細君の心は良人をつとの忠告もうはの空にきき流し、はては「何事もわたしの自由だ」などと云ふ。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
二郎は虫の音に暫時しばしききとれていたが、思わず立上って蔦葛の裡をそっと覗き込んで見たが、姿は見えなかった。
稚子ヶ淵 (新字新仮名) / 小川未明(著)
其子そのこ昨年さくねんくれチプスにかゝつてんださうにきゝました、をんなはませなものではあり
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
これきゝ伝へた世人せじんはタルマ自身に匹敵する悲劇役者が国立劇場へ加はつたのを故人の霊が喜んだのであらうと評判した。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
なほさら五月蠅うるさいとはしくくるまのおとのかどとまるをなによりもにして、それおいできくがいなや
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
先頃もお手飼にちんが欲しいと夫人の御意、きくよりも早飲込み、日ならずして何処でもらッて来た事か、狆の子一ぴきを携えて御覧に供える。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
我彼に曰ふ。我は未だ汝等の國を過ぎたることなし、されどエウロパ全洲の中苟も人住む處にそのきこえなきことあらんや 一二一—一二三
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
女文字に至つては当時善書のきこえがあつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
八千矛の神のみことは、とほ/″\し、高志コシの国に、クハをありと聞かして、サカをありとキコして……
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
八千矛の神のみことは、とほ/″\し、高志コシの國に、クハをありと聞かして、サカをありとキコして……
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
いで師の教えを受け、各この薬を磨くに、竜樹かおりぎてすなわち便ただちにこれを識る。
猟師の習い悪獣の脂を脚に塗り畜生をして臭いをいで驚き走らしむるのだ。
「おとつゝあつんぼだからきけえねんだ、おとつゝあろうつとてえに呶鳴どなつてろ、そんでなけれみゝ引張ひツぱつてやれ」
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
すぐれたる散歩に相叶、洋醫も大に悦び、雨ふりには劒術をいたし候、又は角力を取候、何右等の力事ちからごとをいたし候樣申きけ候得共
遺牘 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
小中大といえば、順序をへて次第に上るべきようにきこゆれども、事実、人の貧富、才・不才にしたがって、はじめより区別するか、あるいは入学の後、自然にその区別なきを得ず。
小学教育の事 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
たゞ折々をり/\きこゆるものは豌豆ゑんどうさやあつい日にはじけてまめおとか、草間くさまいづみ私語さゝやくやうな音、それでなくばあきとり繁茂しげみなか物疎ものうさうに羽搏はゞたきをする羽音はおとばかり。
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
母樣かあさまがおきヽにならばるし、れでも姉樣ねえさまたちは自分じぶんばかり演藝會えんげいくわい花見はなみきて
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
仲人なかうどもヽさへづりきヽながしにしてれなりけりとは不審いぶかしからずや、うたがひはかる柳闇花明りうあんくわめいさとゆふ
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ジョニイはもちろんおれと同様とうに眠っていて、またきにこの喧嘩の話を知っただけなのだが、れいの気持のいい、少しこもったような、子供らしい声で、これはきっと「娘」がもとなのだろうといった。
なぐり合い (新字新仮名) / パウル・トーマス・マン(著)
ゆうべ、こっちの密談をぬすきして、とうとう捕まえそこねたから、きょうは、わざと私がおとりになって、この叡山道えいざんみちの奥まで釣りこんだとは知らないで、人のことを、悪運が尽きたの、何だのと、いい気になって講釈を言うから
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そうして、百ぶんは一けんにしかず、ということわざのとおりだと、つくづくかんじました。
序でに言っとくと、僕は副部長待遇です。君、いいだろう? 『待遇』ってのは……。嬉しいじゃないか。え、へ、へ。そこでだね。君に教える第一のことは、先ず名刺をつくることだ。名刺を持たない新聞記者ってものは余っ程怠け者か、——この僕の如き——それとも余っ程腕利きのどちらかで、まあ、とにかくぶん屋には名刺が要るもんだね。
青春の逆説 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
父君は家の内に道場を構へて居たが、簾越しにも聽モンは許されなかつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
父君は家の内に道場を構へて居たが簾越しにも聽モンは許されなかつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
かたへぎきせしわれは泣き出しつ。
林「エヽイ、くもかねえもらねえ、放さねえかよ、これ放さねえかてえにあれ着物けものが裂けてしまうじゃアねえか、裂けるよ、放さねえか、放しやがれ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
この頃はやる押借りと見たので、番頭の長左衛門は度胸を据えてそれへ出て、主人は病気で宵から臥せって居りますから、御用がございますならば番頭の手前に仰せけくださいと挨拶すると、ふたりの侍は顔を見あわせて、きっと貴様に返事が出来るかと念を押した。
半七捕物帳:40 異人の首 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
——その九時頃くじごろ濱野はまのさんがて、ちやはなしながら、ふと「いつかのこたつさわぎは、丁度ちやうど節分せつぶん今夜こんやでしたね。」といふのをなかばくうちに、わたしはドキリとした。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
父君は、家の内に道場を構へて居たが、簾越しにも聴もんは許されなかつた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ようべ、当麻語部嫗タギマノカタリノオムナキカした物語り。あゝ其お方の、来て窺ふ夜なのか。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)