“町役人”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
ちょうやくにん	40.0%
まちやくにん	40.0%
ちやうやくにん	20.0%

ちょうやくにん

全く親の為めに其方は其の日に困るに依て一時凌（いちじしの）ぎに使い、翌日町役人（ちょうやくにん）とも相談の上訴え出ようと思う折柄、勘次に盗取られたに相違有るまいな

政談月の鏡 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)

まちやくにん

甲「何（ど）うじゃ町役人（まちやくにん）」

政談月の鏡 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)

ちやうやくにん

逆手（さかて）に持（もち）し儘（まゝ）氣（き）を失（うしな）ひて倒（たふ）れ居（ゐ）たりしかば是は何事（なにごと）ならんと氣付（きつけ）を與（あた）へて樣子（やうす）を聞（きく）に敵討（かたきうち）なりと申故（ゆゑ）半左衞門（はんざゑもん）大（おほ）いに驚き早々（さう／＼）町役人（ちやうやくにん）を

大岡政談 (旧字旧仮名) ／ 作者不詳(著)

“町役人”の解説

町役人（ちょうやくにん・まちやくにん）とは、江戸時代都市部における行政的な組織である。
町役人の名称や組織については地域によって異なり、江戸では江戸町年寄以下町名主などが置かれ、大坂では惣年寄以下町年寄などが置かれた。そのほか、地域によって町の代表者を町代、検断などと呼ぶこともあった。また、人数や任期についても地域やその都市によって異なり、特に任期については、数年で交代するところから世襲によるところもあった。町役人の職務については、奉行所からの触書を町民に知らせたり、町民からの訴えを奉行所に取り次いだりすることなどであった。なお、身分については士分ではなく、町人の身分であった。
(出典:Wikipedia)

町	常用漢字 小１ 部首:⽥ 7画
役	常用漢字 小３ 部首:⼻ 7画
人	常用漢字 小１ 部首:⼈ 2画