“町役”の読み方と例文
読み方割合
ちょうやく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幸助は御徒町の長屋を足がかりに、辻番所つじばんしょや差配や町役ちょうやくに当り、苦労してこの猿屋町の家をつきとめたという。まる三日がかりだった、というのも嘘ではないようであった。
枡落し (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
というのは、それまでに三度おみきは町奉行所へ呼び出された、町役ちょうやくと家主が付添いで、二度は与力よりきの吟味だったが、三度めには壱岐守いきのかみとかいう町奉行がしらべに当り、おみきを叱りつけた。
枡落し (新字新仮名) / 山本周五郎(著)