“壱岐守”の読み方と例文
読み方割合
いきのかみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武鑑で大名は壱岐守いきのかみ伊賀守いがのかみ周防守すおうのかみであったものが、ここではすべて正二位しょうにいから従五位じゅごいにいたる廷臣としての序列でならんでいる。
武鑑譜 (新字新仮名) / 服部之総(著)
しかし抽斎は玄丈よりも広く世に知られていたので、人がその殊遇しゅぐうめて三年前に目見をした松浦まつうら壱岐守いきのかみはかるの臣朝川善庵あさかわぜんあんと並称した。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
勘蔵は、前の江戸町奉行、松野壱岐守いきのかみの部下だったのを、大岡越前守が就任のとき、たって壱岐守に請うて、越前守が、自分の与力の中へ、もらいうけたものだった。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)