“美”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
うつく41.4%
15.9%
8.9%
うる8.0%
5.5%
うつ3.3%
うま2.9%
うつくし2.5%
うるわ2.2%
うるは1.5%
(他:58)7.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“美”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸50.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)30.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語8.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
うつくしい蠱惑こわくちてせることだらう! れるな、にごるな、まよふなと
(旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
こころしずめてこちらからのぞいてますと、其処そこには二十五六のわかうつくしいおんな
傳「えゝ主はない、たった姉弟きょうだい二人で弟は十六七でい男さ、此の弟は姉さん孝行姉は弟孝行で二人ぎりです」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
値の高い楽器からは、がするものだと思ひ込んでるらしい音楽好きは、その日になると吾れ勝ちに会場に押しかけて来た。
「身装もいいし、縹緻きりょうい。まさか、野天の辻野郎でもあるまいに、何だッて今頃まで、町をうろついているんだい」
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
はい宜く稼ぎますが、丁度飯山の御城下へまいり、お酒のいのを買って参りましたが、お肴はなんにもございませんが
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
博士 ……この女思込みし事なれば、身のやつるる事なくて、毎日ありし昔のごとく、黒髪を結わせてうるわしき風情。……
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
うるはしき生活せいくわつがあるならば、先生せんせい生活せいくわつごときはじつにそれであると
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
代助は肉のと、れいの愛にのみおのれを捧げて、其他を顧みぬ女の心理状体として、此話を甚だ興味あるものと思つた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
そしてモデルとして周三の氣に適つたお房は、肉體の最も完全なものとして周三の心の空乏くうぼうみたすやうになつた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
ながらうつくしきをちて首筋くびすぢうすかつたとなほぞいひける
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
十七八とえしはうつくしさのゆゑならんが、年齡としごろむすめほかにりともかず
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
かつて皆川淇園みながわきえんは、酒数献にいたれるときは味なく、さかな数種におよぶときはうまみなく、煙草たばこ数ふくに及ぶときはにがみを生じ
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
この辺で俗伝に安珍清姫宅に宿り、飯を食えばはなはうまし。
かくてとしるほどに猶たくみになりて、地をうつくしくせんとて今のごとくちゞみは名のみにのこりしならん。
少年の父も唸るような吐息を洩しながら眺めていると、舞台の上の色や形はさまざまのうつくしい錦絵をひろげてゆく。
島原の夢 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
根元の方にも日の光は漏れて、幹は黒々と、葉は淡きバアントシーナを塗ったように、琥珀こはく色に透明して、極めてうるわしい。
白峰の麓 (新字新仮名) / 大下藤次郎(著)
雪に映ずる初日のうるわしさに加えてわが窓の向うなるセラ大寺の広庭には幾羽の鶴がおもむろに歩みつつ幾声となく叫んで居る。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
初めて窓から空を見た時、その高さと広さと、うるはしさは驚くべきもので、お葉は涙を持って仰ぐより仕方がなかった。
青白き夢 (新字旧仮名) / 素木しづ(著)
伊留満喜三郎 いや、皆はもう神さまになつて、美しい翼が生えておぢやるのぢや。はれ、うるはしい行列ぢや。歌唄うておぢやるわ。
南蛮寺門前 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
その間に、御作さんは、髪結に今日はいちゃんを誘って、旦那に有楽座へ連れて行って貰うんだと話した。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
わたし此人このひとと一しよかへります、左樣さやうならとてかしらさげげるに、あれいちやんの現金げんきん
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
此方こち昔馴染むかしなじみのヸーナス殿どのめさっしゃい、乃至ないし盲目めんない息子殿むすこどの
汝是に依りてさとるをえむ、いかなる愛にても愛そのものはむべきものなりと斷ずる人々いかにまことに遠ざかるやを 三四—三六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
かのしき越歴機えれきの夢は天鵝絨びろうどくゆりにまじり、
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
しき山門やまとのまほらここにして我はや飛ばむ高き青雲
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
我がこもり春は匂へば照りぐはし物のあいろよ強ひてしも見ず
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
いざ行かせ、ぐはしその海道うみつぢ
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
そんな小な事件が起つて、注意を促してすら、そこに、曾てウルハしい福田と、寺の創められたを、思ひ出す者もなかつた程、それは/\、微かな遠い昔であつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
そんな小さな事件が起つて、注意を促してすら、そこを、曾てウルハはしい福田と、寺の創められたを、思ひ出す者もなかつた程、それは/\、微かな遠い昔であつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
八千矛の神のみことは、とほ/″\し、高志コシの国に、クハをありと聞かして、サカをありとキコして……
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
八千矛の神のみことは、とほ/″\し、高志コシの國に、クハをありと聞かして、サカをありとキコして……
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
あきらけく、いつくしき、
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
あきらけく、いつくしき、
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
『七日八日見ねえでるうちに、お定ツ子アぐつ女子をなごになつたなあ。』と、四辺構はず高い声で笑つた。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
『七日八日見ねえでるうちに、お定ツ子アぐつ女子をなごになつたなあ。』と四邊あたり構はず高い聲で笑つた。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
八千矛の神のみことは、とほ/″\し高志こしの国にくはをありと聞かして、さかをありと聞こして……
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
だからくはの居る家へは、奴隷やつこの様にして這入りこんだ人もある。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「ちょいと、文学者たちって、べにさまだの、よしさまだのって、手紙に書いてたのね。あたし、紅より、っていう手紙見て、ちょいと怒ったことがあるの。そうしたら、紅葉さんですって。」
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
先王の道もこれ(和)をよしとなす。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
草の葉末に唯だひとよ。かりのふしどをたのみても。さてあまい夢一つ、見るでもなし。野ざらしの風颯々と。吹きわたるなかに何がたのしくて。
北村透谷詩集 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
あひをしませうかね。何は無くともこんな好い心持の時にいただくとおいしいものですね。いいえ、さう続けてはとても……まあ、貴方あなた。おやおやもう七時廻つたんですよ。そんなら断然いよいよ今晩は来ないときまりましたね。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
もうこれきり来なくなるやうに天尊様へお願ひ申しませう。はい、戴きませう。御酒ごしゆもおいしいものですね。なあにあの婆さんが唯怖ただこはいのぢやありませんよ。それは気味きびは悪うございますけれどもさ、怖いより、気味が悪いより、何と無くすごくてたまらないのです。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
マーチノー殿どの、同じく夫人おくがたおよ令孃方むずめごがた。アンセルムはくおなじくうつきしき令妹達いもとごがた。ヸトルーヸオー殿どの後室こうしつ
うつくしさと、うつくしさの面影と、神秘ふしぎと、不思議おどろきと、
ウスナの家 (新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
ひろき現世うつしよにさまよえるうつくしさのほのかなるおもよ、
ウスナの家 (新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
芋食ひのうまし少女をとめら知るや如何に目黒に甘藷先生の墓
目黒の寺 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
林「心配しんぺいしねえでもえ、大丈夫だよ、少し理由わけがあるだ、おけくさん、ま一盃えっぺい飲めなせえ、おまえ今日は平日いつもより別段におつこしいように思われるだね」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
何でもい、本当ねわし此方こっちゃへ奉公に来た時始めておめえさんのお姿を見て、あゝおつこしい女中しゅだと思えました、斯ういうおつこしい人は何家どけ嫁付かたづいてくか
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
赤貧常に洗ふが如く、父母にわかれ、弟妹にわかれ、いまだ三界を流浪すると雖も、不断の寛濶また更にかなしからむ事をのみ希ふ。
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「や、ここにも一人死んでるぞ、ここのはれいな女子おなごだ」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
われはこれ はしの女王
髪切虫 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
八千矛の神のみことは、とほ/″\し、高志こしの国に、くわをありと聞かして、さかをありときこして……
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
だから、くわの家に、奴隷やっこになって住みこんだいにしえあてびともあった。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)