“美”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うつく42.4%
15.6%
8.5%
うる8.0%
5.5%
うつ3.3%
うま2.9%
うつくし2.5%
うるわ2.1%
うるは1.4%
1.0%
0.9%
0.7%
ぐは0.4%
クハ0.4%
ウルハ0.4%
くは0.3%
いつ0.3%
0.3%
かな0.3%
よし0.3%
うつくしさ0.1%
いし0.1%
おつこ0.1%
くわ0.1%
めぐ0.1%
ベレッツァ0.1%
あま0.1%
うつき0.1%
うまし0.1%
0.1%
0.1%
みい0.1%
よき0.1%
よろ0.1%
ウツ0.1%
ウツク0.1%
ウマ0.1%
クワ0.1%
0.1%
ヨシ0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これをんだ泉の水にたとえた人がいますが、実際じっさいフランス語でこれを読むと、もう百倍もうつくしい文章だということがわかります。
母の話 (新字新仮名) / アナトール・フランス(著)
だれの善ですか。」諒安はも一度いちどそのうつくしい黄金の高原とけわしい山谷のきざみの中のマグノリアとを見ながらたずねました。
マグノリアの木 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
阿母さんの名は知らないが、年の頃は五十ぐらいで、色の白い、痩形で背のたかい、若いときにはまずい女の部であったらしく思われる人であった。
ゆず湯 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「なんてい虫の音だろう。どんないい楽器を持って、どんな声のいい歌い手が集まっても、こんなわけにはゆくまいね。おまえも口笛を吹かないの」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「君は拙者と違ってい男だから、労働者にするはかわいそうじゃ。しかしそれだけの勇気のあることが頼もしい。そして、いつ出かけるつもりだ」
「父親の官兵衛よりは眉目みめい。母御ははごに似たと見ゆる。気性もしっかり者らしい。良い和子わこだ。なかなか良いところがある」
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その若者の静かなやさしい振る舞い、その身体つきのやや女性的なうるわしさ、その弱々しい信頼的な性質、などはすぐに彼女をひきつけたのだった。
あの景色けしきうるはしい海岸かいがんへんで、如何いか愉快ゆくわいむかへてるだらうとかんがへると
顔がたまのような乳房ちぶさにくッついて、緋母衣ひほろがびっしょり、その雪のかいなにからんで、一人はにしてえんであった。
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
また昔時せきじシナのきさきが庭園を散歩し、ももじゅくしたのを食い、味の余りになりしに感じ、独りこれをくろうに忍びず
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
ことなどにいよいよこヽろなやまさせけるが、をりふしのにはあるきに微塵みぢんきずなきうつくしさをみと
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
と云つた母の顔にもうつくしい血がのぼつた。滿はその向側むかふがはの畑尾の傍へ行つてしまつた。鏡子はまた横になつてしまつた。
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
M君は食料品を大抵郷里から送らせてゐるほど郷土を愛してゐたが、彼自身はM君のやうに、総てのものがうまいと思ふほど主観的にはなれなかつた。
芭蕉と歯朶 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
かつて皆川淇園みながわきえんは、酒数献にいたれるときは味なく、さかな数種におよぶときはうまみなく、煙草たばこ数ふくに及ぶときはにがみを生じ
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
紅茸べにたけと言うだあね、薄紅うすあこうて、白うて、うつくしい綺麗な婦人おんなよ。あれ、知らっしゃんねえがな、この位な事をや。」
茸の舞姫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
彼の色の白さは如何いかなるうつくし染色そめいろをも奪ひて、彼の整へるおもては如何なるうるはしき織物よりも文章あやありて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
その時、水平線がみるみるふくれ上がって、うるわしいあけぼのの息吹が始まった。波は金色こんじきのうねりを立てて散光を彼女の顔に反射した。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
奥方も、ついにこの説を容れざるを得なくなって、そこで、この一座の評議は、友義と、同情と、犠牲心とを以てうるわしくまとまりました。
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
お葉は、うすい巻紙にやさしくうるはしくかゝれた手紙をいく度も繰り返して、すべて自分の存在を想像のなかにうづめてしまった。
青白き夢 (新字旧仮名) / 素木しづ(著)
伊留満喜三郎 いや、皆はもう神さまになつて、美しい翼が生えておぢやるのぢや。はれ、うるはしい行列ぢや。歌唄うておぢやるわ。
南蛮寺門前 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
わたし此人このひとと一しよかへります、左樣さやうならとてかしらさげげるに、あれいちやんの現金げんきん
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
その間に、御作さんは、髪結に今日はいちゃんを誘って、旦那に有楽座へ連れて行って貰うんだと話した。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
また地には、かしこの惡しき人々さへむるばかりの——かれらむれどかゞみならはず——わが記念かたみを遺しぬ。 一六—一八
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
此方こち昔馴染むかしなじみのヸーナス殿どのめさっしゃい、乃至ないし盲目めんない息子殿むすこどの
かのしき越歴機えれきの夢は天鵝絨びろうどくゆりにまじり、
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
まぶしく、しく、はたうつむいて、
我がこもり春は匂へば照りぐはし物のあいろよ強ひてしも見ず
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
いざ行かせ、ぐはしその海道うみつぢ
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
八千矛の神のみことは、とほ/″\し、高志コシの國に、クハをありと聞かして、サカをありとキコして……
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
八千矛の神のみことは、とほ/″\し、高志コシの國に、クハをありと聞かして、サカをありとキコして……
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
そんな小な事件が起つて、注意を促してすら、そこに、曾てウルハしい福田と、寺の創められたを、思ひ出す者もなかつた程、それは/\、微かな遠い昔であつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
そんな小さな事件が起つて、注意を促してすら、そこを、曾てウルハはしい福田と、寺の創められたを、思ひ出す者もなかつた程、それは/\、微かな遠い昔であつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
八千矛の神のみことは、とほ/″\し高志こしの国にくはをありと聞かして、さかをありと聞こして……
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ポプラ葉のかがやく見れば常ながら空のあなたよ見のくはしかも
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
あきらけく、いつくしき、
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
あきらけく、いつくしき、
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
『七日八日見ねえでるうちに、お定ツ子アぐつ女子をなごになつたなあ。』と四邊あたり構はず高い聲で笑つた。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
『七日八日見ねえでるうちに、お定ツ子アぐつ女子をなごになつたなあ。』と、四辺構はず高い声で笑つた。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
赤貧常に洗ふが如く、父母にわかれ、弟妹にわかれ、いまだ三界を流浪すると雖も、不断の寛濶また更にかなしからむ事をのみ希ふ。
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
かなしみのゆるに似たりかまつかの濡れてかなしきあけの小さきは
遺愛集:02 遺愛集 (新字新仮名) / 島秋人(著)
「ちょいと、文学者たちって、べにさまだの、よしさまだのって、手紙に書いてたのね。あたし、紅より、っていう手紙見て、ちょいと怒ったことがあるの。そうしたら、紅葉さんですって。」
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
先王の道もこれ(和)をよしとなす。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
うつくしさと、うつくしさの面影と、神秘ふしぎと、不思議おどろきと、
ウスナの家 (新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
ひろき現世うつしよにさまよえるうつくしさのほのかなるおもよ、
ウスナの家 (新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
あひをしませうかね。何は無くともこんな好い心持の時にいただくとおいしいものですね。いいえ、さう続けてはとても……まあ、貴方あなた。おやおやもう七時廻つたんですよ。そんなら断然いよいよ今晩は来ないときまりましたね。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
もうこれきり来なくなるやうに天尊様へお願ひ申しませう。はい、戴きませう。御酒ごしゆもおいしいものですね。なあにあの婆さんが唯怖ただこはいのぢやありませんよ。それは気味きびは悪うございますけれどもさ、怖いより、気味が悪いより、何と無くすごくてたまらないのです。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
林「心配しんぺいしねえでもえ、大丈夫だよ、少し理由わけがあるだ、おけくさん、ま一盃えっぺい飲めなせえ、おまえ今日は平日いつもより別段におつこしいように思われるだね」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
何でもい、本当ねわし此方こっちゃへ奉公に来た時始めておめえさんのお姿を見て、あゝおつこしい女中しゅだと思えました、斯ういうおつこしい人は何家どけ嫁付かたづいてくか
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
八千矛の神のみことは、とほ/″\し、高志こしの国に、くわをありと聞かして、さかをありときこして……
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
だから、くわの家に、奴隷やっこになって住みこんだいにしえあてびともあった。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
こよなくも聖体盒せいたいごうのにほふなり何かめぐしくわれが泣かゆも
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
修道院こよなく明しのつきてこの焼豚のくれめぐしさ
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
……要するに、僕はそんなものは嫌いなのです。らないのです。そんなベレッツァはみんな僕をいらいらさせるばかりですもの。それにあの国の獣めいた黒い瞳の、怖ろしく元気のいい人間も、僕は好きじゃありません。あのラテン人種の眼の中には、良心というものがまるでないのですよ。
なぜといって母は、もしあらゆるものに無関心でなかったとすれば、本当はやっぱりベレッツァのほうが好きだったのですからね。しかしあっちで書かれる本のことを、あの深刻な純粋な、しかも諧謔に富んだ本のことを考えてごらんなさい、リザベタさん——僕にはあれほど貴いものはない。僕は好きですね。
草の葉末に唯だひとよ。かりのふしどをたのみても。さてあまい夢一つ、見るでもなし。野ざらしの風颯々と。吹きわたるなかに何がたのしくて。
北村透谷詩集 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
マーチノー殿どの、同じく夫人おくがたおよ令孃方むずめごがた。アンセルムはくおなじくうつきしき令妹達いもとごがた。ヸトルーヸオー殿どの後室こうしつ
芋食ひのうまし少女をとめら知るや如何に目黒に甘藷先生の墓
目黒の寺 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「や、ここにも一人死んでるぞ、ここのはれいな女子おなごだ」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
われはこれ はしの女王
髪切虫 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「まあ、みいちゃん、こんなに遅く!」と、新子は、つい自分の遅いのも忘れて、姉らしくとがめた。
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
はたまたよきをつみ人と
晶子詩篇全集拾遺 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
それは神代での瓊々杵尊ににぎのみことの大和地方での御歌に、「これのハバカや、薄赤ウスホに白き、万家ヨロズヤに花咲くは、サキクに咲くらむ、寿ホキくにさくらむ、ウツし花かも、なりに、」というのがあってこの歌の中の咲くらむのさくらがその語原であろうとの事である。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
含羞ガンシュウ、オノレノヒャクウツクシサ、イチズ、高円寺コウエンジウロウロ
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
ウマらに飲喫ヲヤラフカネ
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
だから、クワの家に、奴隷ヤツコになつて住みこんだイニシヘアテびともあつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
一般に「ミ」にあたる万葉仮名に二類の別があって「」と「」とはそれぞれ別の類に属して互いに混同することがないということをまだ明らかにしなかったために、「カミ」の「ミ」と「カミ」の「ミ」とを同じ仮名と考えて
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
佐藤美子というソプラノ、このひともハナのおヨシという名あり、関屋敏子しかり。