“百”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もも25.4%
ひやく22.0%
ひゃく10.2%
もゝ8.5%
そく6.8%
びやく5.1%
びゃく1.7%
しゃア1.7%
ぞく1.7%
ひゃっ1.7%
ひやつ1.7%
ぴやく1.7%
もヽ1.7%
ヒャク1.7%
ヒャー1.7%
モモ1.7%
1.7%
百三十1.7%
1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つくろわねどもおのずからなるももこびは、浴後の色にひとしおのえんを増して、おくれ毛の雪暖かきほおに掛かれるも得ならずなまめきたり。
書記官 (新字新仮名) / 川上眉山(著)
望蜀生ぼうしよくせいとは、夢中むちうつて、それを採集さいしふした。其數そのすうじつに二ひやく七十六ほん。それを四大布呂敷おほふろしきつゝみ、二づゝけてことにした。
まっさきに、ふたりのひゃくしょう女がとびました。ふたりとも、うまく わをとびぬけました。ところが、からだが どたどた しています。
さきにいさみて舞ひたてるところに今は疲れてもゝの輪をゑがいてくだり、その飼主を遠く離れ、あなどりいかりて身をおくごとく 一三〇—一三二
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
論より証拠、たちまちその晩のお客は二そく五十を越え、中入り前には早や場内、春寒を忘れさせるほどの人いきれが濛々と立ちこめていた。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
おとつさんは刎橋はねばし番屋ばんやるよとならはずして其道そのみちのかしこさ、梯子はしごのりのまねびにアレしのびがへしをおりりましたとうつたへのつべこべ、三びやくといふ代言だいげんもあるべし
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
一休いっきゅうさんは 三びゃく五十五にんの こじきを ぞろぞろ つれて、とのさまの やしきに のりこみました。
一休さん (新字新仮名) / 五十公野清一(著)
しゃアく余州をうぞる、十う万ン余騎の敵イ、なんぞおそれンわアれに、鎌倉かまくーらア男児ありイ」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
向こうの垢離場こりばの昼席でトリをつとめて三ぞくそくの客を呼び、めきめき大方の人気を煽り出した圓朝は、いつしか橋ひとつを隔てた土地のこのお絲と恋仲になっていたのだ。
円朝花火 (新字新仮名) / 正岡容(著)
それだけならばまだ女も、あきらめようがあったのでしょうが、どうしても思い切れない事には、せっかく生まれた子供までが、夫のひゃっにちも明けない内に、突然疫痢えきり歿くなった事です。
捨児 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
さつそく 注射ちゆうしやひやつ本ほどやらなければ
向島むかうじま武蔵屋むさしや落語らくごくわい権三ごんざますと、四方よも大人うしふでにみしらせ、おのれ焉馬えんば判者はんじやになれよと、狂歌きやうかの友どち一ぴやく余人よにん戯作げさくの口を開けば、遠からん者は長崎ながさきから強飯こはめしはなし、近くば
落語の濫觴 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
小町こまちいろらふ島田髷しまだまげ寫眞鏡しやしんきやう式部しきぶさいにほこる英文和譯ゑいぶんわやく、つんで机上きじようにうづたかけれども此男このおとこなんののぞりてからずか、仲人なかうどもヽさへづりきヽながしにしてれなりけりとは不審いぶかしからずや
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
家郷追放カキョウツイホウ吹雪フブキナカツマトワレ、三人サンニンヒシトイ、サダマラズ、ヨロヨロ彷徨ホウコウ衆人蔑視シュウジンベッシマトタル、誠実セイジツ小心ショウシン含羞ガンシュウ、オノレノヒャクウツクシサ、イチズ、高円寺コウエンジウロウロ
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
ただ、真っ白なる紙包みばかり——お捻りのなかにはヒャーも入っていなかった。
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)
トモ」「思ひ」などの「も」には「母」を用い、「モモ」「イモ」「カモ」「シモ」などの「も」には「毛」を用いる
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
つぎねふや 山城川を 川溯り 我がのぼれば、川の辺に生ひ立てる烏草樹サシブを。烏草樹サシブの樹 シタに生ひ立てる葉広五真椿マツバキ
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
どのくらいの温度か知りませんが、たしか百三十度以上の温泉でありました。はなはだ冷めたいというようなものはなかったです。いずれも透明な清水である。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
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