“机上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きじょう71.4%
きしやう9.5%
きじよう9.5%
きじやう4.8%
つくゑのうへ4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
机上きじょうには本や雑誌が散らばっているが、その壁に近く、開封した封筒とその中から手紙らしいものがみ出しているのを見つけた。
流線間諜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
これらの真景しんけいをも其座そのざにうつしとりたるをそへおくりしに、玉山翁が返書へんしよに、北越ほくゑつの雪机上きしやうにふりかゝるがごとく目をおどろかし候
實際じつさい地震ぢしん豫知問題よちもんだい解決かいけつ至難しなんわざであるに相違そういない。しかしながらけつして不可能ふかのうのものとはおもはない。著者ちよしやごときは、此問題このもんだいすでにある程度ていどまでは机上きじようおい解決かいけつせられてゐるとおもつてゐる。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
ありしは何時いつの七せき、なにとちかひて比翼ひよくとり片羽かたはをうらみ、無常むじようかぜ連理れんりゑだいきどほりつ、此處こヽ閑窓かんさうのうち机上きじやう香爐かうろえぬけふりのぬしはとへば、こたへはぽろり襦袢じゆばんそでつゆきて
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
しかるを近き頃、村田春海大人はるみのうし右のしよを京都にて購得かひえてのち、享和三年の春はじめて板本となし、世の重宝となりてよりのち学者がくしや机上つくゑのうへおくは、じつ春海大人はるみのうしたまものなりけり。