“著者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちよしや71.4%
ちょしゃ28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これも、えら婦人ふじん傳記でんきとほり、著者ちよしや讀者どくしや婦人ふじんだといふことは、かならずしも、書物しよもつよりも推奬すゐしやうすべき理由りいうにはなりさうもない。
読書の態度 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
世界大地震せかいだいぢしん記事きじおいて、人畜じんちくむほどの地割ぢわれの開閉現象かいへいげんしようおこつたのは、著者ちよしや鋭意えいい調しらべた結果けつか以上いじよう三回さんかいのみである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
本篇ほんぺん集成しゅうせいしたるものはわたくしでありますが、私自身わたくしじしんをその著者ちょしゃというのはあたらない。わたくしはただ入神中にゅうしんちゅうのTじょくちからはっせらるる言葉ことばはた筆録ひつろくし、そしてあと整理せいりしたというにぎません。
後見の父親房は、あの「神皇正統記」の著者ちょしゃでもあった。それでもわかるように身をすことみずからきびしく、神国、皇室、万世一系をとする主義のほかには生きがいもないかのような人である。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)