“書物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かきもの31.0%
しょもつ26.5%
ほん23.0%
しよもつ18.6%
あいつ0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近所への人づきあいもせずに、夜遅くまで書物をしていた蕪村。冬の寒夜に火桶を抱えて、人生の寂寥と貧困とを悲しんでいた蕪村。
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
最澄よりももっと沢山書物を持って帰ったこと。高野山真言宗開祖となったこと。この二人に較べると霊仙の一生は奈何にも寂しい。
ドナウ源流行 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
「あ、忘れていた。あの……いつか持って来て貸して上げたお父様の書物を、いちど戻して貰わないと、私が困ることがあるんですよ」
銀河まつり (新字新仮名) / 吉川英治(著)
居室つてると、ちやんと整頓る。書物やら反古やら亂雜まつてたのが、各々かにる。
都の友へ、B生より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
「嘘だろう。ははあ分った。おめえはあの次席家老のせがれに突っつかれて、書物を取り上げれや、おれがこんどの仕事に腰をつくだろうと、相談の上で、取りに来たんだな」
銀河まつり (新字新仮名) / 吉川英治(著)