“反古”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほご95.9%
ほぐ1.8%
はご1.2%
ほうぐ0.6%
ほうご0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
居室へやかへつてると、ちやんと整頓かたづいる。とき書物しよもつやら反古ほごやら亂雜らんざつきはまつてたのが、もの各々おの/\ところしづかにぼくまつる。
都の友へ、B生より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
家を見て廻ると、あなた、驚くじゃありませんか、流し元の窓や、唐紙からかみの破れをつくろった反古ほぐをよくよく見ると、それがみんな一茶自筆の書捨てなんですよ。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
なみ江丸えまるとは、れい反古はご新聞しんぶんしるされてつたで、はじめ、大佐たいさ一行いつかうこのしませて一大いちだい帆前船ほまへせん、あゝ、あのふねも、いまなにかの理由りいうで、この海岸かいがんにあらずなつたかと
なあに、相手に誠意なかったら何ぼこんなもん書かしても反古ほうぐと同じですよって、お役に立つのんならどうぞ持って行って使つこて下さい。
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
一、 冬ごもり五車ごしゃ反古ほうごのあるじかな 召波
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)