“島”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しま82.9%
じま5.5%
とう4.9%
たう2.4%
シマ1.2%
ホルメン0.6%
ランド0.6%
これ0.6%
ジマ0.6%
トウ0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
南洋なんようのあまり世界せかいひとたちにはられていないしまんでいる二人ふたり土人どじんが、難船なんせんからすくわれて、あるみなといたときでありました。
幸福に暮らした二人 (新字新仮名) / 小川未明(著)
おそろしい都、悲しい都、早熟な人間の居る南洋の何やらじまの子も五つ六つでうなのであらうかと、私は青ざめて立つて居ました。
遺書 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
丁度ちようどイタリーの南方なんぱうリパリ群島中ぐんとうちゆう一火山島いちかざんとうたるヴルカーノとうをローマの鍛冶かじかみたるヴルカーノの工場こうじようかんがへたのと同樣どうようである。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
伊太利イタリイのメシナ海峡を夜半よなかに通過する事に成つたのでエトナざんもブルカノたうも遠望が出来なかつたが、夜明よあけにストロンボリイ島の噴火だけを近く眺めた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
譬へば、宇佐八幡と関係の深い、筑前志賀シカシマの祭りに、人形を船に乗せて、沖に漕ぎ出で、船の上から、海底をノゾかせる式がある。
ホルメンへ渡るかって。」と、参事官はおうむ返しにこたえました。なにしろ、この人はまた、じぶんが今、いつの時代に居るのか、はっきり知らなかったのです。
そして艇は、女王クイーンシャーロットランドを後に、北航をはじめたのであったが、まもなく艇首をカムチャツカに向けた。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
あっしも、これのいる前で、一つ皆さんにいてもらいたいです」鶴さんはあおくなって言った。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
百合若大臣の玄海ジマは、壱岐の国だと称して、英雄譚がゝつた物語は、皆、百合若に習合せられてゐる国である。
雪の島:熊本利平氏に寄す (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
イエホガラカアシタハ迎ウ三トウノ客
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)