“浮島”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うきしま77.8%
うきじま11.1%
うとう11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
諸君しよくんかずや、むかし彌次郎やじらう喜多八きたはちが、さもしいたびに、いまくひし蕎麥そば富士ふじほど山盛やまもりにすこしこゝろ浮島うきしまがはら。やまもりに大根だいこんおろし。
九九九会小記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
一方、頼朝は鎌倉を立ち、足柄山を越えて駿河国黄瀬川きせがわに着いた。甲斐、信濃の源氏勢が馳せ加わり、浮島うきじまで勢揃いした時には二十万騎になっていた。
が、内々で、浮島うとうをかなで読むお爺さん——浮島爺うきしまじいさんという渾名あだなのあることも、また主人が附加えた。
半島一奇抄 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)