“うとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
善知鳥45.5%
烏頭18.2%
禹湯18.2%
宇東9.1%
浮島9.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二ではうたいの「善知鳥うとう」など、三では「阿漕あこぎ」、「鵜飼うがひ」などその適例てきれいである。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
人々男の小さきは生まれ付きなり、能の上手下手に係らずやと問うと、太夫、善知鳥うとう曲舞くせまいに鹿を追う猟師は山を見ずという古語を引き居る。
衝突現場げんじょう附近の烏頭うとう外科医院に入院していた乳搾ちちしぼり少年、山口猿夫は左脚に巨大な石膏型ギプスをはめたまま意識を回復していた。
衝突心理 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
烏頭うとう」(シテ桐山氏)の仕舞のお稽古の時に、翁は自身に桐山氏のバラバラの扇を奪って「紅葉の橋」の型をやって見せているのを舞台の外から覗いていたが、その遠くをジイッと見ている翁の眼の光りの美しく澄んでいたこと。
梅津只円翁伝 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
「……はてのう。媼が聞いている世評とは、たいそう違いすぎまする。劉玄徳さまこそ、漢の景帝が玄孫におわし、尭舜ぎょうしゅんの風を学び、禹湯うとうの徳を抱くお方。身を屈して貴をまねき、己を粗にして人を貴ぶ。……そうたたえぬものはありませぬがの」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
尭舜ぎょうしゅん禹湯うとうの時代を過ぎ、周代を経て春秋の世となり、老子孔子孟子の徒も、この書の恩恵をこうむったらしい。しかし、それらの誰よりもこの書の恩恵を蒙ったのは、他ならぬ大盗盗跖とうせきだ。そのため彼は支那四百余州、第一等の大盗賊となり、一生栄華にくらすことが出来た。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
来合わせたタキシーを拾って神奈川県庁前の東都日報支局に横付けて、中学時代の同窓であった同支局主任の宇東うとう三五郎をタタキ起して、程近い鶏肉屋とりやの二階に上った。
少女地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
が、内々で、浮島うとうをかなで読むお爺さん——浮島爺うきしまじいさんという渾名あだなのあることも、また主人が附加えた。
半島一奇抄 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)