“謠”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
うた48.6%
うたひ34.3%
うたい8.6%
うたは2.9%
うたへ2.9%
ウタヒ2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とほかゝりしに深編笠ふかあみがさかぶりて黒絽くろろ羽織はおりのぼろ/\したるを如何にも見寥みすぼらしき容體なりをしてうたひをうたひながら御憐愍々々ごれんみん/\と云つゝ往來にたつて袖乞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
言つて板屋家に乘込み、うたひの師匠だか、用人だか、居候だかわからないやうに暮して居るが、——殿樣を絞め殺した後は——
鼓も鳴らさず、うたいも口ずさまず、世間はたゞもう、品の良い美男が四人まで、裕福に暮してゐるのを不思議に思つてゐたのです。
はづし給ふとは卑怯ひけふなりと手引袖引萬八樓の棧橋さんばしより家根船に乘込のりこませしが折節揚汐あげしほといひ南風なれば忽ち吾妻橋をも打越え眞乳まつちしづんでこずゑ乘込のりこむ彼端唄かのはうたうたはれたる山谷堀より一同船を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
うたへる樣に取計とりはからふ可し夫も五日の中に限りぬし日限を過す時は我も堪忍かんにん爲難しがたければ双親ふたおやに向ひ此事を詳細くはしく云て意中を聞ん和郎そなたも是を心得てと嚴重きびしく云れて忠兵衞は詮方せんかたなけれど言受し部屋を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
能樂に興味を持つて居つてウタヒの間拍子まで良く心得てゐる程の人であつた。
支那研究に就て (旧字旧仮名) / 狩野直喜(著)