“詮方”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんかた83.7%
しかた13.0%
しょうこと1.1%
せうこと1.1%
てだて1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
聞て狂氣きやうきの如くかなしみしかども又詮方せんかたも非ざれば無念ながらも甲斐かひなき日をぞ送りける其長庵は心の内の悦び大方ならずなほ種々さま/″\と辯舌を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
山「これお百姓、高沢町の人、お聞きの通り種々いろ/\とお詫を申してもお聞入れがないから、お前ももう何うも詮方しかたがない手打に成りなさい」
えゝわしゃもうそごに帰りましょう、まことに飛んだ事をおめゝに入れておの毒に思いますが、わぬでも成りませんから詮方しょうことなしにお知らせ申した訳で、くまア念仏ども唱えておりなされ
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
詮方せうことなしに煙草の会社へ通つて居た十一になる娘を芳原よしはらへ十両でうつて、それも手数の何のツて途中へ消えて、手に入つたのはたつたお前、六両ぢやねいか、焼石に水どころの話ぢやねエ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
かく詮方てだてありと皆々に物語る處へ取次戸村とむら馳來はせきたり只今町奉行方より平石次右衞門使者ししやに參り口上の趣きには天一坊樣御歸り後大岡氣脱きぬけいたし候や癪氣しやくきさし起り候に付今日より引籠ひきこもり候との由なりと云ふに山内是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)