“狂氣”のいろいろな読み方と例文
新字:狂気
読み方割合
きちがひ45.5%
きやうき36.4%
きちげえ4.5%
きゃうき4.5%
きようき4.5%
くるひ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『ボズさん!』とぼくおもはず涙聲なみだごゑんだ。きみ狂氣きちがひ眞似まねをするとたまふか。ぼくじつ滿眼まんがんなんだつるにかした。(畧)
都の友へ、B生より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
聞て狂氣きやうきの如くかなしみしかども又詮方せんかたも非ざれば無念ながらも甲斐かひなき日をぞ送りける其長庵は心の内の悦び大方ならずなほ種々さま/″\と辯舌を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
本當ほんたうによ、まるつきり狂氣きちげえのやうだものなあ」といふ驚異きやういこゑいたところ反覆はんぷくされた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ちがはいでをられうか? 先祖せんぞしゅうあしやを玩具もてあそびにはしはすまいか? 手傷てきずだらけのチッバルトをみどろの墓衣はかぎから引出ひきだしゃせぬか? 狂氣きゃうきあまり、きこえたさる親族うからほね取上とりあ
本船ほんせん舵手だしゆ狂氣きようきごとくなつて、鍼路しんろみぎひだり廻轉くわいてんしたがなん甲斐かひい。
狂氣くるひをこそは望みしか。
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)