“引出”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ひきいだ35.4%
ひきだ29.2%
ひきだし27.1%
ひきい4.2%
とりだ2.1%
ひきで2.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“引出”を含む作品のジャンル比率
文学 > 英米文学 > 戯曲22.2%
文学 > イタリア文学 > 詩14.3%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸12.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
やがてはりを收むる蜂のごとくその魔性の尾を引縮め車底の一部を引出ひきいだして紆曲うねりつつ去りゆけり 一三三—一三五
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
灰または掘上ほりあげし乾ける土はその衣と色等しかるべし、彼はかゝる衣の下より二のかぎ引出ひきいだせり 一一五—一一七
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
 (おつやは太吉の手を取って、旅人の前へ引出ひきだそうとすれば、太吉はふるえておつやにすがりつく。)
影:(一幕) (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
あつと魂消たまげ逃入にげいゑりがみを、つかんで引出ひきだ横町よこてうの一むれ、それ三五らうをたゝきころ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
座に着いて、針箱の引出ひきだしから、一糸いっし其の色くれないなるが、幼児おさなごの胸にかゝつて居るのを見て、
蠅を憎む記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
さうして洋卓テーブル引出ひきだしから西洋はさみして、ぷつり/\と半分はんぶん程の長さにめた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
たゞわが端艇たんてい沙魚ふかためまへ潮流てうりう引出ひきいだされ、いまかへつ反對流はんたいりうとて
「あら煩悩うるさし、いで息の根を止めむず」と藪の中に走入はしりいり、半死半生の婦人をんな引出ひきいだせば、総身そうしん赤くれたるに
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
机の抽斗ひきだしの錠のある方の奥へかくまわれ、日に夜に幾度か引出とりだされて、人の足音のするまではながめられ、そして或時、実に或時
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
山県蔦之助やまがたつたのすけどのとやら、まことにかたじけのうござった。そもいかなるお人かぞんじませぬが、おことばに甘えて初見参ういげんざんのお引出ひきでもの、たしかにちょうだいつかまつった。おれい伊那丸いなまるさまのご前にまいったうえにて」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)