“引摺出”の読み方と例文
読み方割合
ひきずりだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その中の一頭が巡査に吠付(ほえつ)き、追われて元の飼主たる徳永商店に逃込んだのを巡査は追掛けて来て、店から引摺出(ひきずりだ)して店前で撲殺し
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
出さぬに於ては主從倶(とも)に引摺出(ひきずりだ)し奉行所へ召連(めしつれ)訴訟(そしよう)して一言も言(いは)せぬ樣にせねばならぬコリヤ長兵衞久五郎貴樣達(たち)案内(あんない)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
乱箱(みだればこ)に畳(たた)んであった着物を無造作に引摺出(ひきずりだ)して、上着だけ引剥(ひっぱ)いで着込(きこ)んだ証拠(しょうこ)に、襦袢(じゅばん)も羽織も床(とこ)の間(ま)を辷(すべ)って、坐蒲団(すわりぶとん)の傍(わき)まで散々(ちりぢり)のしだらなさ。
縁結び (新字新仮名) / 泉鏡花(著)