“散々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さんざん38.6%
ちりぢり29.9%
さん/″\14.2%
さんざ8.7%
ちり/″\4.7%
さんざっ1.6%
ちら/\0.8%
ぢりぢり0.8%
ばらばら0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
君太夫が散々「武家出」と云っていたが、怪しいと思って、茶の手前をみると、通仙の娘である。貞柳の友人の子だから上手である。
傾城買虎之巻 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
一門は散々だし、義朝様始め、その後、縁につながる奴等は、毎日のように河原で首斬られるし——いやもう生きた空はなかった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
などと、いものが其處へぞろ/\た。で、ひながらへると、馬鹿笑ひの高笑ひで、散々かしつける。
鑑定 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「それから順吉もつれて来て頂戴よ。あの子には散々苦労をさせて来たから、一日ゆっくり遊ばしてやりましょうよ」
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
彼に喧嘩を吹きかけられた対手は見物が次第に散々になっても、そこを動こうともせず、やがてツカ/\と石子の傍へ近寄った。
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
ずっと前に一度オブラーコの酒場へ遊びに来て、散々パラ水兵たちにオモチャにされて外に突き出された、大きならしい黒ん坊の声だったんですもの。
支那米の袋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
めてひ居たりしに夜の子刻とも覺しき頃散々と火のえたりしが忽ちし故彌々心をめてひたればの火にやけん折々えてはるにぞ是は曲者にひなしとに供の者を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
姫はれながらに、ひらりとを持ってそれをうけている、は斜めに切れて、箏柱散々にはずれてそこらに飛び乱れ、不思議にもそのきられた十三本のの先が皆小蛇になって
二面の箏 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)