“小蛇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こへび83.3%
ちいさなへび8.3%
へみ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
和尚はそれを捉えて弟子が捧げている鉄鉢てつばちに入れたあとで、又念じていると屏風のうしろから一尺ばかりの小蛇こへびが這いだして来た。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
姫はたおれながらに、ひらりとことを持ってそれをうけている、ことは斜めに切れて、箏柱ことじ散々ばらばらにはずれてそこらに飛び乱れ、不思議にもそのきられた十三本のいとの先が皆小蛇ちいさなへびになって
二面の箏 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)
しきいめを見つ。沙本さほかたより、暴雨はやさめり來て、にはかに吾が面をぬらしつ。また錦色の小蛇へみ、我が頸にまつはりつ。