“零”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
こぼ60.9%
ゼロ19.4%
れい7.1%
4.7%
ぜろ2.8%
1.6%
おと1.2%
しずく1.2%
レイ0.8%
0.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“零”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸12.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.2%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行1.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「あなた一寸待つて下さい」といはれて振り返ると「大層臭いやうですがアルコールはこぼれはしますまいか」といふのである。
炭焼のむすめ (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
斯うして日毎に私達は一時間にこぼす語数が無に近い程減少して、私達の肉体も無になるのではないかと疑はねばならなかつた。
(新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
と銀之助は高く呼んだ。丑松の組は第二の敗を取つたのである。『ツウゼロ。』と見物の生徒は聞えよがしに繰返した。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
し俳句に於て思うままに望を遂げたりともそは余の大望の殆ど無窮大なるに比して僅かにゼロを値するのみ。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
「それじゃあ、同じ力でひっぱりっこだから、結局力が働いていないのと同じですね。二つの力を加えると、れいですものね」
ふしぎ国探検 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それはいまの金に換算かんさんすると、れいという字を、いくつつけてよいかわからぬほど、莫大ばくだいなものになろうという。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
外に立てば、銀河は天に横たわり、露はちて、旌旗せいきうごかず、更けるほどに、じゃくさらに寂を加えてゆく。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
始めは木の間をめた霧の間から、時折八ヶ岳の頂上が望まれたが、下るに従って霧は大粒となり、梢から露が雨のようにちて来る。
ああ、金言にもあるごとく、坐して喰えば、山のごとき紙幣の束も、いつかはぜろとなるであろう。
みそ汁にしろ、沢庵にしろ、味という点から味わう時にそれはぜろであった。
海に生くる人々 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
ゆきはあはになりそ吉隠よなばり猪養ゐがひをかせきなさまくに 〔巻二・二〇三〕 穂積皇子
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
沫雪あわゆきのほどろほどろにけば平城なら京師みやこおもほゆるかも 〔巻八・一六三九〕 大伴旅人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
一読人をしてなみだおとさしむるに至るを覚う。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
その中からつまみ出した小型の注射器に蒸溜水を七分目ほど入れて、箱の片隅の小さな薬瓶の中の白い粉を、薬包紙の上におとすと、指の先で無雑作に抓み取りながら注射器の中へポロポロとヒネリ込んだ。
笑う唖女 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
角の擬宝珠ぎぼしゅで留まって、何やらほっと一息ついて、しずくするまでもないが、しっとりとする帽子を脱いで、額を手布ハンケチで、ぐい
妖術 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
赤沢夫人の指差す先の地面には、たしかになにか重いものを引きずった跡が、ボンヤリと病舎の方へ続いている。そいつを縫うようにして赤黒いしずくの跡がポタリポタリ……
三狂人 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
「下等な隠し芸は良いな。俺もチョイチョイその隠し芸を試みるが、成功率はレイコンマの三パーセント位かな、いまだに独り身なのはその為だ」
笑う悪魔 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
“……高度二万八千メートルニ達セシトコロ、突然轟音ゴウオントトモニハゲシキ震動ヲ受ケ、異状ニ突入セリ、噴射機関等ニマッタク異状ナキニモカカワラズ、速度計ハレイヲ指シ、舵器ダキマタキカズ、ソレニ続キ高度計ノ指針ハ急ニ自然ニ下リテ、ホトンド零ニ戻ル。
宇宙戦隊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
中での若いさむらいが愚痴をぼすようにこう云った。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)