“零余子”のいろいろな読み方と例文
旧字:零餘子
読み方割合
むかご46.2%
れいよし30.8%
ぬかご23.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
野兎のうさぎ※麻いちびの茂みの中で、昼にねらわれた青鷹あおたかの夢を見た。そうして、ねると※麻の幹に突きあたりながら、零余子むかご葉叢はむらの中にんだ。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
零余子れいよしとはだれだろうと不思議がっている。なにしろよほどよく広田さんを知っている男に相違ないということには三人とも同意した。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
吉良と義光ちゃんは、わたくしの傍でレスリングをして上になったり下になったりしています。八重子は拾って来た零余子ぬかごの数を数えています。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)