“椎茸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しいたけ81.6%
しひたけ18.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
烏賊いか椎茸しいたけ牛蒡ごぼう、凍り豆腐ぐらいを煮〆にしめにしておひらに盛るぐらいのもの。別に山独活やまうどのぬた。それに山家らしい干瓢かんぴょう味噌汁みそしる
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
鍋焼なべやきを一つ頼んだ。熱い土鍋を両手ではさんで、かまぼこだの、ほうれん草だの、椎茸しいたけだのを一つ一つたのしみに喰べた。
貸家探し (新字新仮名) / 林芙美子(著)
里見弴さとみとん君などは皮造りの刺身さしみにしたらば、きつと、うまいのに違ひない。菊池きくち君も、あの鼻などを椎茸しひたけ一緒いつしよてくへば、あぶらぎつてゐて、うまいだらう。
食物として (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
がんもどきツて、ほら、種々いろんなものがはひつた油揚あぶらあげがあらあ、銀杏ぎんなんだの、椎茸しひたけだの、あれだ、あのなかへ、え、さかなれてぜツこにするてえことあ不可いけねえのかなあ。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)