“雑炊”のいろいろな読み方と例文
旧字:雜炊
読み方(ふりがな)割合
ぞうすい85.2%
ざふすゐ11.1%
プートリャ3.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第四十一 牡蠣雑炊ぞうすい は寝汗のくすりで普通の雑炊へ牡蠣と葱とを入れてしばらく煮たものです。食べる時に大根卸しを添えます。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
文吉は一度もその所業を受けたことはないが「ぐず/\言うと水雑炊ぞうすいを喰わすぞ」という言葉はタガメの口からよく聞いています。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
実際骨叩き・骨おろし・骨くずしなどと名づけて、残りの魚を入れて雑炊ぞうすいを作ったり、大根などと共に煮て食う風も処々にある。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
焚火のうえに、木の股を組み、それに懸けた雑炊ぞうすいの大鍋をまえにしながら、その夕べ、介三郎は石権や職人たちへそういった。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だが、結句、わらびの根だの、芋の屑だのを切り込んだ一種の雑炊ぞうすいであることをたしかめてみて、一箸入れてみたが、
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
雑炊ざふすゐ食堂の行列と国民酒場の行列とは、今思ひ出しても悪夢のやうにいやである。
老残 (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)
明恵みやうゑ雑炊ざふすゐ7・20(夕)
鈴蘭で雑炊ざふすゐを食べてから、妓楼へ押し上つたのだつたが、花魁おいらんの部屋で、身のうへ話をきいてゐるうちにいつか夜がけて、晴代は朝方ちかい三時頃に、そつと其処を脱け出し引手茶屋のお辰を呼びおこし、そこに泊めてもらつたことから、彼女のカフヱ勤めも、母に知れてしまつたのだつた。
のらもの (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
牛乳ちちいりの雑炊プートリャを召しあがつたことがおありかな? いやはや、この世の中にはなんと夥しく、いろんな食べ物がありますことぢやらう! つまみにかかつたが最後、腹いつぱい