“年越”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
としこし71.4%
としこ28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大歳(おおとし)または十四日の年越(としこし)の晩(ばん)に、家々の門に来てこれを振りまわし、ダシヤレダシヤレ、またはハーラメダーセ、すなわち孕み女を出せとわめくのである。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
この老人は遠く国から出掛けて、三吉の家で年越(としこし)した母と一緒に成りに来た。それほど長く母も逗留(とうりゅう)していた。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
もとは年越(としこ)しその他の定例の祭りにも、氏子(うじこ)が集まってこの総の声、またはエイエイ祝詞をあげるお社(やしろ)があったそうである。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「……兄(あに)、これからも氣(き)をつけさつしやい、内(うち)では昔(むかし)から年越(としこ)しの今夜(こんや)がの。……」忘(わす)れて居(ゐ)た、如何(いか)にもその夜(よ)は節分(せつぶん)であつた。私(わたし)が六(むつ)つから九(こゝの)つぐらゐの頃(ころ)だつたと思(おも)ふ。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)