年越としこ)” の例文
もとは年越としこしその他の定例の祭りにも、氏子うじこが集まってこの総の声、またはエイエイ祝詞をあげるおやしろがあったそうである。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「……あに、これからもをつけさつしやい、うちではむかしから年越としこしの今夜こんやがの。……」わすれてた、如何いかにもその節分せつぶんであつた。わたしむつつからこゝのつぐらゐのころだつたとおもふ。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)