“節分”の読み方と例文
読み方割合
せつぶん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
畢竟ひっきょうこんなものを残して置くから心得ちがいや間違いが起るのだと云って、節分せつぶんの晩にその贋物の鬼を焼き捨ててしまったそうです。
半七捕物帳:27 化け銀杏 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
これが節分せつぶんばんである。大都會だいとくわい喧騷けんさう雜音ざつおんに、その、そのまぎるゝものは、いつか、魔界まかい消息せうそく無視むしし、鬼神きじん隱約いんやく忘却ばうきやくする。……
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
しぶかき何時いつまでたつてもしぶいとひますよ。さういへば節分せつぶんに、ぼうつたひとて、『さあ、るとまをすか、らぬとまをすか』とつて、かきちませう。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)