“鷦鷯”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
みそさざい61.1%
ささき5.6%
さざい5.6%
さざき5.6%
しょうりょう5.6%
せうれう5.6%
みそさゞい5.6%
みそさゞへ5.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“鷦鷯”を含む作品のジャンル比率
自然科学 > 動物学 > 鳥類33.3%
文学 > 英米文学 > 小説 物語3.4%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語1.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
春雨の中を餌でもあさっているのであろう、鷦鷯みそさざいがちょこちょこしている、その足もとを細しと見たのである。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
からすいたあとに、隣のにわとりき、すずめが去ったあとのかえでえだに、鷦鷯みそさざいがとまる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
鷦鷯ささき、名春行しゆんかう号竹苞楼ちくはうろうとがうす
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
ひたき鷦鷯さざいなどが、山から里へおとづれて来るには、頭を円めた遁世者のやうに、どんな時でも道連のない一人旅ときまつてゐるが、それとは打つて変つて鶺鴒は多くの場合公園の散歩客のやうに夫婦づれだ。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
鷦鷯さざき取らさね。 (歌謠番號六九)
大鵬たいほう南を図って徒らに鷦鷯しょうりょうに笑われんのみ。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
秋はまた寒寂と隠遯とを楽む心を、鷦鷯せうれうのあのくすぼつたい小さな胸のなかに産みつけてゐる。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
彼女は、彼を見上げて、まるで鷦鷯みそさゞいか何ぞのやうにお喋舌しやべりしてゐる。
それは、私の手に成つた作品の全部、思ひのまゝに描いた家や、繪のやうに美しい岩や廢址はいし、カイプが好んで描く家畜の群、蕾の薔薇の上を飛びまはる蝶や、れた櫻桃さくらんぼついばむ小鳥や、眞珠のやうな卵のはいつた、若いつたの小枝にまきつかれた、鷦鷯みそさゞいの巣など——であつた。
有島氏がかう言つて一寸言葉を切ると、胡散うさんさうに眼を光らせてゐた西洋婦人達は、またしても鷦鷯みそさゞへのやうに鋭い音を立てた。
有島氏がこゝまで話して来ると、聴衆ききてまじつてゐた西洋婦人は鷦鷯みそさゞへのやうに口をとがらせて「ち、ち、ち……」と鋭い音を立てた。