“鶺鴒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せきれい89.8%
いしたたき4.5%
いしたゝき1.1%
せいきれ1.1%
まなばしら1.1%
みそつちよ1.1%
ワッセルシュテルツェ1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
諸鳥と爬虫類これを不快で集会す。その時一番に蜥蜴、人と豚の行きぶりを変ずべしというと、鶺鴒せきれいは元のままで好いと主張した。
まひおりて石菖のなかにものあさる鶺鴒いしたたきの咽喉の黄いろき見たり
苔むさぬこの荒渓の岩にゐて啼く鶺鴒いしたゝきあはれなるかも
みなかみ紀行 (新字新仮名) / 若山牧水(著)
とうさんがたづねましたら、鶺鴒せいきれ尻尾しつぽつて
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
鶺鴒みそつちよめが鳴きくさる
畑の祭 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
と飛んでゆく鶺鴒ワッセルシュテルツェの、うら悲しい鳴く音も、もう秋、山国の黄葉する頃を思い出さずには置かなかった。
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)