“初秋”の読み方と用例
読み方(ふりがな)割合
はつあき76.7%
しょしゅう16.7%
しよしう6.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“初秋”を含む作品のジャンル比率
文学 > 文学 > 叢書 全集 選集4.8%
文学 > フランス文学 > 詩1.9%
文学 > 日本文学 > 記録 手記 ルポルタージュ1.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
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初秋はつあき日脚ひあしは、うそ寒く、遠い国の方へかたむいて、さびしい山里の空気が、心細い夕暮れをうながすなかに、かあんかあんと鉄を打つ音がする。
〔出典〕二百十日(新字新仮名)/夏目漱石(著)
静が、気がついてみると、初秋はつあき八月の風が萩叢はぎむらにふいていた。かさと杖とが手にあった。老母と共に鎌倉を立つ日であった。
〔出典〕日本名婦伝:静御前(新字新仮名)/吉川英治(著)
兄妹きょうだいは、縁側えんがわて、おともなくぬかぼしひかっている、やがて初秋しょしゅうちかづいたよるそらていましたが、
〔出典〕銀河の下の町(新字新仮名)/小川未明(著)
隈取くまどりでもしたようにかわをたるませた春重はるしげの、上気じょうきしたほほのあたりに、はえが一ぴきぽつんととまって、初秋しょしゅうが、路地ろじかわらから、くすぐったいかおをのぞかせていた。
〔出典〕おせん(新字新仮名)/邦枝完二(著)
初秋しよしうかぜ吊放つりはなしの蚊帳かやすそをさら/\といて、とうから玉蜀黍たうもろこしかまどはひなかでぱり/\と威勢ゐせいよくえる麥藁むぎわらかれて、からがそつちにもこつちにもてられる。
〔出典〕(旧字旧仮名)/長塚節(著)
と見るもなく初秋しよしう黄昏たそがれは幕のおりるやうに早く夜にかはつた。
〔出典〕すみだ川(新字旧仮名)/永井荷風(著)