“初秋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はつあき75.0%
しょしゅう19.4%
しよしう5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かねてから、範宴の宿望であった大和やまとの法隆寺へ遊学する願いが、中堂の総務所に聴き届けられて、彼は、この初秋はつあきを、旅に出た。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その代り、私は忘れられぬほど音色ねいろの深い上野の鐘を聴いた事があった。日中はまだ残暑の去りやらぬ初秋しょしゅうの夕暮であった。
初秋しよしう洪水こうずゐ以來いらいかは中央ちうあうにはおほきな堆積たいせきされたので、ふね周圍しうゐうてとほ彎曲わんきよくゑがかねばらぬ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)