“初旬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はじめ73.1%
しよじゆん19.2%
しょじゅん7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二月きさらぎ初旬はじめふと引きこみし風邪かぜの、ひとたびはおこたりしを、ある夜しゅうとめの胴着を仕上ぐるとて急ぐままにふかししより再びひき返して
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
しかるに十ぐわつ初旬しよじゆんより米國證劵市場べいこくしようけんしぢやう不安定ふあんてい状況じやうきやうとなりついに十一ぐわつりては大紛亂だいふんらん惹起じやくきするにいたつた。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
またその方がかえって勝手のよいこともあるのだが、「せっかくの機会だから来て見てはどうか」と津村からそう云って来たのは、たしかその年の十月の末か、十一月の初旬しょじゅんであった。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)