“月”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つき67.6%
ぐわつ11.3%
がつ8.8%
げつ7.9%
づき2.0%
ツキ0.5%
つく0.2%
かげつ0.2%
しまぼし0.2%
つさ0.2%
にくづき0.2%
チヽユ0.2%
ルーノ0.2%
0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「たいへんにせいるな。」と、つきはいいました。馬追うまおいはびっくりして、二ほんながいまゆうごかして、こえのしたそらあおぎながら
酒屋のワン公 (新字新仮名) / 小川未明(著)
三十七ねんぐわつ十四幻翁げんおう望生ぼうせい二人ふたりとも馬籠まごめき、茶店ちやみせ荷物にもつ着物きものあづけてき、息子むすこ人夫にんぷたのんで、遺跡ゐせきむかつた。
にぶ砂漠さばくのあちらに、深林しんりんがありましたが、しめっぽいかぜく五がつごろのこと、そのなかから、おびただしいしろ発生はっせいしました。
北海の波にさらわれた蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)
主人しゆじん書生しよせいかれいぬ病氣びやうき病院びやうゐん這入はいる一ヶげつまへとかに、徴兵檢査ちようへいけんさ合格がふかくして入營にふえいしたぎりいまでは一人ひとりもゐないのださうであつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「男は二十三——酉年です。」「女はの。」「十七。」「卯年よの。」「生れづきは——」「かっしゃい。年ばかりでも知りょうての。」
妖婆 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
例えば「ツキ」の「キ」には「紀」(またはこれと同類)の仮名を書き、ユキの「キ」には「伎」(またはこれと同類)の仮名を書く。
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
諾児汝うべこなわぬに恋ふなもつくぬがなへ行けばこふしかるなも (同・三四七六)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
着替や頭髪あたまの物などと一緒に持っていた幾許いくらかの金も、二三かげつの東京見物や、月々の生活費に使ってしまってから、手が利くところから仕立物などをして、小遣をかせいでいた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「おにいちゃん、まだおつさきまがているよ。」
昼のお月さま (新字新仮名) / 小川未明(著)
被告の答へた膜と云ふ婦人病の四番目の文字は「にくづき」であつたかそれとも「さんずい」であつたかと一寸考へてみてから直ぐ又質問を次へ移した。
マルクスの審判 (新字旧仮名) / 横光利一(著)
チヽユの夜にいもち なくしたちゆさ
沖縄の旅 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
故に水行十、陸行一月は既に隼人海峽黒迫門を踰え薩摩潟を渉り噌唹に着する者とす。
倭女王卑弥呼考 (旧字旧仮名) / 白鳥庫吉(著)