“恋”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
こい46.2%
16.0%
こひ12.8%
こほ5.1%
ラブ5.1%
した3.8%
おも1.9%
ラヴ1.3%
いと1.3%
こふ1.3%
こひし0.6%
かな0.6%
ほれ0.6%
れん0.6%
アムール0.6%
コホ0.6%
スウィート0.6%
レン0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
片方は十八の青年、片方は十七の乙女。二人は外界をみな敵にして秘密の中で出会うのです。自然とが芽生えて来たのも当然です。
鯉魚 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
恐らく終生変らず、又、育つこともないもので、怖れ、うる切なさ、逃げ、高まりたい切なさ、十五の私も、四十の私も変りはないのだ。
石の思い (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
人間女房しくるほど、勇気へるはない。それにつけても、それ、そのがいたはしい。つた、ばしやり、ばしやん。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
この歌の、「恋ひ来れば」も、前の、「心しき」に類し、ただ一つこういう主観語を用いているのである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
小村は真面目に、「は、有ります、尤もあれが真のと云ふものかか、そこは分りませんが。」と云ふ。
茗荷畠 (新字旧仮名) / 真山青果(著)
私は砂漠旅行者がオアシスをふに似た喉の乾きを覚へ(それは、叙情感、感傷、涙を希ふと云ひ代へても差支へない)
来ると自分をっている女が有りそうな、無さそうな、世の中が面白そうな、つまらなそうな、いようなっぽいような文句ばかり並べては帰る。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
僕も二三度引張って行かれたが、あの女には確かに、プラトニックなの相手には適してるらしいエクセントリックな所があるね。
野ざらし (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
しい人の映画が掛っている時なら、それを見に行くことは云う迄もないが、それは必ず昼の中に切り上げて、夕方からは彼女の住居をよそながら眺めるために、公園へ散歩することにきめた。
アンドロギュノスの裔 (新字新仮名) / 渡辺温(著)
父母のおん為に。経の偈文謄写して。前なる山川におし流し。春は花を手折て。仏に手向奉り。秋は入る月にて。西天めり。
「お口ぢやさう有仰つても、実はおいので御座いませう。あれ、ああしちや考へてゐらつしやる! そんなにもくてゐらつしやるのですかね」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
多摩川にす手作りさらさらに何ぞこの許多しき。こう万葉に詠まれたところのその景色のよい多摩川で彼は終日狩り暮した。
大鵬のゆくえ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
大乱の初まりより十四年昔で、前表もこのように早手廻しではかえって間に合わぬ。「が門る河の瀬を早み、駒ぞく今恋ふらしも」人にらるる人の乗る馬は躓く由(『俊頼口伝集』上)。
「わしにとって、君の幸福がなんだ。わしの眼の前で、君がれんとしているようなそんな写真の女に、わしがなんの係り合いがあるものか」
真名古ほどの人間が、これほどの単純なことにどうして気がつかなかったかといえば、すでに総監も喝破したように、それはやるせないがさせたわざだったのである。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
印南野も行き過ぎ不敢思へれば、心しき加古川口見ゆ(人麻呂——万葉巻三)
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
無心をされたがどうしたものか、なるべくは断りたい、断ったら嫌われようか、嫌われては甚だ不好い。一体でありながら金子をくれろは変な工合だ、妙だよ。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
景帝、十四子ヲ生ム。チ中山靖王劉勝。——勝。陸城亭侯劉貞ヲ生ム。沛侯劉昂ヲ生ム。漳侯劉禄ヲ生ム。沂水侯劉恋ヲ生ム。欽陽侯劉英ヲ生ム。英……。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)