“恋”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方(ふりがな)割合
こい46.1%
16.3%
こひ12.1%
こほ5.7%
した4.3%
ラブ4.3%
いと1.4%
おも1.4%
こふ1.4%
ラヴ1.4%
(他:8)5.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“恋”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)4.3%
文学 > 日本文学 > 詩歌3.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
こいというには、あまりに素朴そぼくな愛情、ろくろく話さえしなかった仲でしたから、あなたはもう忘れているかもしれない。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
子供こどもは、まちにいってからも、西にしやまこいしい母親ははおや姿すがたをながめました。
牛女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
またみなもと頼光よりみつ中納言維仲卿ちうなごんこれなかきやう御息女ごそくぢよひさせたまひて、
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
チョビやすの「辻のお地蔵さん」に合わせて、お美夜みやちゃんがいろいろと父母ふぼうる所作事をして見せるんです。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
こひはまさかもかな草枕くさまくら多胡たこ入野いりぬのおくもかなしも 〔巻十四・三四〇三〕 東歌
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
従兄妹いとここひし合つて、青木さんの境遇きやうぐうにすれば多少たせう早過はやすぎもしたのであつたが
(旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
たびにしてものこほしきに山下やましたあけのそほぶねおきゆ 〔巻三・二七〇〕 高市黒人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
稲日野いなびぬぎがてにおもへればこころこほしき可古かこしまゆ 〔巻三・二五三〕 柿本人麿
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
あまり食卓の空気が冷やかな折は、お重が自分の後をしたって、追いかけるように、自分の室へ這入はいって来た。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
いぬしたい、人は色にはしる。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
小村は真面目に、「は、有ります、尤もあれが真のラブと云ふものかどうか、そこは分りませんが。」と云ふ。
茗荷畠 (新字旧仮名) / 真山青果(著)
このラブの如く神秘的にして、本質的に音楽の情緒に近いものはない。
蒲原有明に帰れ (新字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
いとしい人の映画が掛っている時なら、それを見に行くことは云う迄もないが、それは必ず昼の中に切り上げて、夕方からは彼女の住居をよそながら眺めるために、公園へ散歩することにきめた。
アンドロギュノスの裔 (新字新仮名) / 渡辺温(著)
一首の意は、今はたとい葛飾で出来た早稲の新米を神様に供えてお祭をしている大切な、身をきよくしていなければならない時であっても、あのいとしいお方のことですから、むなしく家の外に立たせては置きませぬ、というので
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
来ると自分をおもっている女が有りそうな、無さそうな、世の中が面白そうな、つまらなそうな、すごいようなつやっぽいような文句ばかり並べては帰る。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
いまさかりなりおもふらくは
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
諾児汝うべこなわぬに恋ふなもつくぬがなへ行けばこふしかるなも (同・三四七六)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
「又あるときは。父母ちゝはゝのおん為に。経の偈文げもん謄写かきうつして。前なる山川におし流し。春は花を手折たをりて。仏に手向たむけ奉り。秋は入る月にうそぶきて。そゞろ西天にしのそらこふめり。」といふに至りては、伏姫の心中既に大方の悲苦を擺脱はいだつして、澄清洗ふが如くになりたらむ。
十八の娘盛り、恵まれざるラヴ狩人ハンター達はその辺にウジャウジャしているのですから、このにはねられたのを縛る段になると、飯田町だけでも若い男の珠数じゅずが出来そうです。
「君がラヴしてるというのはあの女のことだろう?」
野ざらし (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
多摩川にさらす手作りさらさらに何ぞこの許多ここだかなしき。こう万葉に詠まれたところのその景色のよい多摩川で彼は終日狩り暮した。
大鵬のゆくえ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
びつつも心を貫かんとにはあらず、由無き縁を組まんとしたるよと思ひつつも、ひて今更いなまんとするにもあらず、彼方かなたこひしきを思ひ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
御自分がこひしく思召すのも、人が恋いのも、恋いにかはりは無いで御座いませう。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
いもが門いでる河の瀬を早み、駒ぞつまずく今恋ふらしも」人にほれらるる人の乗る馬は躓く由(『俊頼口伝集』上)。
「わしにとって、君の幸福がなんだ。わしの眼の前で、君がれんれんとしているようなそんな写真の女に、わしがなんの係り合いがあるものか」
真名古ほどの人間が、これほどの単純なことにどうして気がつかなかったかといえば、すでに総監も喝破したように、それはやるせないアムールがさせたわざだったのである。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
印南野イナミヌも行き過ぎ不敢カテニ思へれば、心コホしき加古カコ川口ミナト見ゆ(人麻呂——万葉巻三)
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
一体スウィートでありながら金子かねをくれろは変な工合だ、妙だよ。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)