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恋
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した
ふりがな文庫
“
恋
(
した
)” の例文
旧字:
戀
私は砂漠旅行者がオアシスを
恋
(
した
)
ふに似た喉の乾きを覚へ(それは、叙情感、感傷、涙を希ふと云ひ代へても差支へない)
ラガド大学参観記:(その一挿話)
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
都内に移し撃たしむるに声出ず、本寺に帰せば声
故
(
もと
)
のごとし、士人磬神聖にして、光政寺を
恋
(
した
)
うと
語
(
うわさ
)
したとある。
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
狗
(
いぬ
)
は
香
(
か
)
を
恋
(
した
)
い、人は色に
趁
(
はし
)
る。狗と人とはこの点においてもっとも鋭敏な動物である。
紫衣
(
しい
)
と云い、
黄袍
(
こうほう
)
と云い、
青衿
(
せいきん
)
と云う。皆人を呼び寄せるの道具に過ぎぬ。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
封じ目ときて
取出
(
とりいだ
)
せば
一尋
(
ひとひろ
)
あまりに筆のあやもなく、有難き事の数々、
辱
(
かた
)
じけなき事の山々、思ふ、
恋
(
した
)
ふ、忘れがたし、血の涙、胸の炎、これ等の
文字
(
もんじ
)
を
縦横
(
じうわう
)
に散らして
軒もる月
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
一
(
いつ
)
も
恋
(
した
)
うべき無し、人の師たるものは貴を先にし富を先にして、文を以て
次
(
じ
)
せず、師無きに
如
(
し
)
かず、人の友たる者は勢を以てし利を以てし、淡を以て交らず、友無きに如かず、予門をふさぎ戸を閉じ
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
自分は時々こう考えて、早く
家
(
うち
)
を出てしまおうと決心した事もあった。あまり食卓の空気が冷やかな折は、お重が自分の後を
恋
(
した
)
って、追いかけるように、自分の室へ
這入
(
はい
)
って来た。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“恋”の意味
《名詞》
(こい)ある人に強く惹かれること。
(出典:Wiktionary)
恋
常用漢字
中学
部首:⼼
10画
“恋”を含む語句
恋人
恋歌
恋愛
恋慕
恋仇
妻恋
恋文
片恋
初恋
恋女
嬬恋
恋女房
恋々
妻恋坂
恋中
係恋
恋情
恋煩
恋病
恋風
...