“趁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
92.0%
はし4.5%
おもむ1.1%
さん1.1%
1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遠くは六朝りくちょう時代より近くは前清ぜんしんに至るまでの有名な小説や筆記の類にって、時代をって順々に話していただくことに致しました。
『人間はかうして生存してるのだ。かうして現在から現在をはしつて、無意味のうちに生れて、生きて、で、そして死んで行くのだ』
父の墓 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
かつぐの孤児戦場におもむ
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
懷中くわいちうに入れし事なれば若し見咎みとがめられては大變たいへんと早々迯出にげいだす向ふより火附盜賊改め役奧田主膳殿おくだしゆぜんどのくみの與力同心を二三十人連て此處へ來らるゝ故喜八は夫と見るより一さん駈拔かけぬけんとしけるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ソモ、天下如何ナル愚人ゾ。曹操ガ赤壁ノ大敗ヲ見テ、マタ、ソノ愚轍グテツヲアエテワントスルトハ。今、天下三分シ、操ハソノ二分ヲ占メ、ナオ、馬ヲ蒼海ニ水飼イ呉会ニ兵ヲ観ンコトヲ望ム。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)