“見咎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みとが98.4%
みとがめ1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、ここらで見咎みとがめられてはならぬと思うから、言われたとおりに、すぐに左へ折れて、総長屋の前をぶらりぶらりと歩いて行った。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
他の人に見咎みとがめられなば一大事と二足三足さりかけしが又振返りさしのぞ嗚呼あゝ我ながら未練みれんなりと心で心をはげましつゝ思ひ極めて立去けり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
立て皆々出會々々であへ/\と云程こそあれ吾助は見咎みとがめられては一大事と豫て拵へ置たる迯道にげみちより彼の一包をたづさへて何處いづくともなく迯失にげうせけり其後へ若黨下部等は喜内が聲を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
懷中くわいちうに入れし事なれば若し見咎みとがめられては大變たいへんと早々迯出にげいだす向ふより火附盜賊改め役奧田主膳殿おくだしゆぜんどのくみの與力同心を二三十人連て此處へ來らるゝ故喜八は夫と見るより一さん駈拔かけぬけんとしけるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)