“組”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
51.2%
くみ34.6%
ぐみ6.3%
くん1.6%
クラス1.6%
くらす0.8%
うつ0.8%
くま0.8%
0.8%
0.8%
セリー0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いながら、まさかりをほうりして、いきなりくまみつきました。そしてあしがらをかけて、どしんとびたにげつけました。
金太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
それは一つの科学であるといい、これを防ぐのにもまた科学的頭脳を要することを説いた。結局南博士もスパイ説にくみしたのである。
偉大なる夢 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
わたくしは遠江とおとうみ浜松はままつにご在城ざいじょうの、徳川家康とくがわいえやすさまのおんうちでお小姓こしょうとんぼぐみのひとり、万千代まんちよづきの星川余一ほしかわよいちというものでござります
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
見て思ひも寄ず十兩に有付ありつく事と兩手をくんで樣々と思案しあんをしやゝしばらく有て思出しけん申樣澤の井殿の宿やどの村名は私しのおとうとの名の字を上へ付候樣におぼえ申候と云に其方のおとうとの名を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
尋ねた学生に向って、(おい、君、この先生か。この先生ならそうだ、名は⦅チョイトコサ⦆だ。)と謂ったので、クラス一統がわッといって笑ッたって、里見がいつか話したっけ。
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
卒業も出来かねた私を卒業さしてくれたのは大井先生だと云うことを同|くらすのものに聞いたことがあったがこれはうれしかった。
私の先生 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
さゞなみうつたる連着懸れんぢやくがけ
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)
顧みれば瀧口、性質こゝろにもあらで形容邊幅けいようへんぷくに心をなやめたりしも戀の爲なりき。仁王にわうともくまんず六尺の丈夫ますらをからだのみか心さへ衰へて、めゝしき哀れに弓矢の恥を忘れしも戀の爲なりき。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
捕えたらあゝも云おう、うも云おうと意気んでいた泉原は、張詰はりつめた気がゆるむと、一時につかれを感じてきた。
緑衣の女 (新字新仮名) / 松本泰(著)
スベテノゲンタダシク、スベテノゲンウソデアル。所詮ショセンイカダウエンヅホツレツデアル、ヨロメキ、ヨロメキ、キミモ、ワタシモ、ソレカラ、マタ、林氏ハヤシシハゲシク一様イチヨウナガサレテルヨウダ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)