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組違
読み方 | 割合 |
くみちが | 85.7% |
ぐみちが | 14.3% |
さて
通口に
組違へて、
角のない
千兩箱を
積重ねた
留桶を、
片手掴みで、
水船から
掬出しては、つかり
加減な
處を
狙つて
十杯ばかり
立續けにざぶ/\と
打ちまける。
枕も髪も影になって、蒸暑さに
沓脱ぎながら、行儀よく
組違えた、すんなりと伸びた浴衣の裾を
洩れて、しっとりと置いた姉の白々とした足ばかりが
燈の加減に浮いて見える。
大いに心
組違ひしゆゑグツト云て
暫時答もなかりしが其儀は私しは
辨まへ申さずと云を