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留桶
ふりがな文庫
“留桶”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
とめおけ
60.0%
とめをけ
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とめおけ
(逆引き)
そう聞かされて見れば、子供心にもなるほどとうなずかれる。流し場の隅に積み重ねてある
留桶
(
とめおけ
)
のなかで
三升
(
みます
)
の
紋
(
もん
)
などが光っていたからである。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
敬太郎
(
けいたろう
)
が
留桶
(
とめおけ
)
の前へ腰をおろして、
三助
(
さんすけ
)
に
垢擦
(
あかすり
)
を掛けさせている時分になって、森本はやっと
煙
(
けむ
)
の出るような赤い
身体
(
からだ
)
を全く湯の中から露出した。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
留桶(とめおけ)の例文をもっと
(3作品)
見る
とめをけ
(逆引き)
此
(
こ
)
の
小僧
(
こぞう
)
を、
根附
(
ねつけ
)
と
云
(
い
)
ふ
身
(
み
)
で、
腰
(
こし
)
の
處
(
ところ
)
へ
引
(
ひき
)
つけて、
留桶
(
とめをけ
)
を
前
(
まへ
)
に、
流臺
(
ながしだい
)
へ
蚊脛
(
かずね
)
をはだけて、
痩
(
や
)
せた
仁王
(
にわう
)
と
云
(
い
)
ふ
形
(
かたち
)
。
銭湯
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
板
(
いた
)
の
間
(
ま
)
に
留桶
(
とめをけ
)
を置いて洗つてゐる
年輩
(
ねんぱい
)
の人が、
御近辺
(
ごきんぺん
)
のお
心安
(
こゝろやす
)
い
方
(
かた
)
と見えて言葉をかけ、甲
年始まはり
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
留桶(とめをけ)の例文をもっと
(2作品)
見る
留
常用漢字
小5
部首:⽥
10画
桶
漢検準1級
部首:⽊
11画
“留”で始まる語句
留
留守
留守居
留置
留針
留守番
留南奇
留吉
留守中
留金
“留桶”のふりがなが多い著者
蒲原有明
三遊亭円朝
泉鏡太郎
泉鏡花
夏目漱石