“根附”の読み方と例文
読み方割合
ねつけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あちこち見て歩く内、応接間というような室に、硝子の箱に紫色の天鵞絨ビロードを敷いて、根附ねつけが百ばかり、幾段かに並べてありました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
「もう一つ、三日前に八五郎が、この脇差と牙彫けぼり根附ねつけを一つ、十兩で吉三郎に賣つたさうだ。少しわけがあつて、それを返して貰ひたいんだが」
小僧こぞうを、根附ねつけで、こしところひきつけて、留桶とめをけまへに、流臺ながしだい蚊脛かずねをはだけて、せた仁王にわうかたち
銭湯 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)