“附根”の読み方と例文
読み方割合
つけね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふと視線が合うと、蝶子は耳の附根つけねまで真赧まっかになったが、柳吉は素知らぬ顔で、ちょいちょい横眼よこめを使うだけであった。それが律儀者りちぎものめいた。
夫婦善哉 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
我見しにこゝにひとり人の叉生またさすあたりより股の附根つけねを切りとるのみにて形琵琶に等しかるべき者ありき 四九—五一
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
それは「鹿沼帚かぬまぼうき」の名で何処でも知られているものであります。附根つけねがふくらませてあって、色糸や針金でかがり、ゆったりした大型のほうきであります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)