“附加”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つけくわ50.0%
つけた36.4%
つけくは13.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何とかいう様な所謂いわゆる口惜くやしみの念ではなく、ただ私に娘がその死を知らしたいがめだったろうと、附加つけくわえていたのであった。
因果 (新字新仮名) / 小山内薫(著)
持主は又附加つけたして、この種牛の肉の売代うりしろを分けて、亡くなつた牧夫の追善に供へたいから、せめて其で仏の心を慰めて呉れといふことを話した。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
『実は発行所に起臥きぐわしてゐる高田浪吉君にも知らせなかつたのだから』といふやうなことも其時附加つけくはへたのであつた。夜ふけてから僕は家に帰つた。
島木赤彦臨終記 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)