『島木赤彦臨終記（しまぎあかひこりんじゅうき）』

大正十五年三月十八日の朝、東京から行つた藤沢古実君が、柹蔭山房に赤彦君を見舞つた筈である。ついで摂津西宮を立つた中村憲吉君が、翌十九日の午ちかくに到著した筈である。廿日夜、土屋文明君が東京を立つた。 翌廿一日の午過ぎに、百穂画伯、岩波茂雄さ …

著者	斎藤茂吉
ジャンル	文学 > 日本文学 > 記録 手記 ルポルタージュ
初出	「改造」1926（大正15）年5月
文字種別	新字旧仮名
読書目安時間	約22分（500文字/分）
朗読目安時間	約37分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

直（なほし） 会（あひ） 伴（ばん） 顔貌（がんばう） 紅（こう） 上野（かみつけ） 許（ゆるし） 下（しも） 侍（さむらひ） 偽（いつはり） 夕餐（ゆふさん） 女（をんな） 委（くは） 看護（みまも） 終焉（しゆうえん） 脣（くらびる） 起臥（きぐわ） 頬（ほほ） 饗（きやう） 首（かうべ） 仰臥（ぎやうぐわ） 俯伏（うつぶし） 其（それ） 切（しき） 口脣（こうしん） 咽（のど） 唸（うなり） 宛（あて） 宿（とま） 寝（い） 尚（なほ） 巌（いは） 忝（かたじけな） 朋友（ほういう） 楽（らく） 歿（ぼつ） 浮木（うきぎ） 疾病（しつぺい） 秘（ひ） 縦横（じゆうわう） 脈搏（みやくはく） 茶話（ちやわ） 触（さは） 附加（つけくは） 障礙（しやうがい） 鬚髯（しゆぜん） 一夜（いちや） 一寸（ちよつと） 上社（かみしや） 会釈（ゑしやく） 初瀬（はつせ） 厭（いと） 古実（ふるみ） 型（かた） 大腿（だいたい） 好（よ） 妻（さい） 小（こ） 尽（ことごと） 居合（ゐあは） 屹度（きつと） 己（おれ） 愁眉（しうび） 旅舎（やど） 枕頭（ちんとう） 溜（た） 点頭（うなづ） 為様（しやう） 瑞穂（みづほ） 瓦（グラム） 田鶴（たづ） 男（をとこ） 界（さかひ） 疎（まば） 病牀（びやうしやう） 真白（ましろ） 眼（まなこ） 秘（ひそ） 篤（あつ） 緘（かん） 脊梁（せきりやう） 蔽（おほ） 諧謔（かいぎやく） 起直（おきなほ） 髣髴（はうふつ） 鯉（こひ） 黄疸（わうだん） 一瞥（いちべつ） 一言（ひとこと） 万古（ばんこ） 三吉（さんきち） 下野（しもつけ） 両角（もろずみ） 併（しか） 信濃（しなの） 俯伏（うつぶ） 傍（そば） 儘（まま） 兎（と） 冴（さ）