“会”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
35.0%
かい12.2%
11.4%
5.7%
くわい4.9%
くわ4.9%
4.9%
4.1%
あわ4.1%
たま2.4%
あひ1.6%
あい0.8%
あつ0.8%
たか0.8%
たまたま0.8%
つど0.8%
よみきり0.8%
をがみ0.8%
0.8%
アヘ0.8%
0.8%
0.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お師匠ししょうさん、堪忍かんにんしておくんなさい。あたしゃらない役者衆やくしゃしゅうと、しでうのはいやでござんす」
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
きつねのかあさんでも、もののかあさんでもかまわない、どうしてもかあさんにいたいといって、子供こどもはききませんでした。
葛の葉狐 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
しゅうとどまるもくも、岫を出ずるも雲、かいするも雲、別るるも雲、何をか一じょうを期せん。——おさらば、おさらば」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
約三ヶ月目であいかいしたどろぼう船だが、もう舷側にはカキ殻がおびただしく附着し、甲板には人影もなく、船体から烈しい臭気が発散している。
怪奇人造島 (新字新仮名) / 寺島柾史(著)
これを案じえない三四郎は、現に遠くから、寂滅じゃくめつを文字の上にながめて、夭折ようせつの哀れを、三尺の外に感じたのである。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
秀吉の此の酷いところ冷たいところを味わせられきっていて、そして天下の仕置は何様すべきものだということをしきっている氏郷である。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「欣しや、やっとめぐうたぞやい。これも、つい先のころ、住吉の浦で不慮の死を遂げなされたごん叔父の霊のひきあわせでがなあろう」
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「入院したのは、はじめのことじゃ。もう退院たいいんしたんど。うちのおとっつぁん、昨日きのう道で先生にうたいよったもん」
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
つむりの光、宿屋やどや飯盛めしもりを始めとして、向島むかうじま武蔵屋むさしや落語らくごくわい権三ごんざます
落語の濫觴 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
ことわりますか」と聞いた。代助は此間から珍らしくあるくわいを一二回欠席した。来客もはないでむと思ふ分は両度程謝絶した。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「悪かった! 途中で出っくわしたか。ウウム、こういうことになるなら、知らせておくんじゃなかったのに」
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わからない文字に出くわす度にヌエはそばから日本の辞書を引いて説明してれた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
ところがうまいことはいきなり私どもははぎぼだしにはしました。そこはたしかに去年の処ではなかったのです。ですから私は
(新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
「本当にも嘘にも、——今日は土曜日だろう。エート、関東新報の遅くも火曜の朝刊で、お前達が皆んな目を廻すような、驚天動地の特種に出っわすぜ。大丈夫か」
女記者の役割 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
僕にはだ翁の近年の作の妙味が十分得せられないが飽迄あくまで若若わかわかしいこの翁の心境は例の真夏の花を嗅ぐ様な豊艶多肉な女をむ色もなく描いて居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
まなこは人世の紛紜に厭きて半睡れるが如く、固より壊空ゑくうの理をたいして意欲の火炎ほのほを胸に揚げらるゝこともなく、涅槃ねはんの真をして執着の彩色いろに心を染まさるゝことも無ければ
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
こんな機会でなければ、顔をあわすことはありませんが、これでも私は工業の部門に属する専門家になろうとした事がありました。
おはなし (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
老人はなるほど床に就いていたが、意外なのは暫時しばらあわぬ中に全然すっかり元気が衰えたことである、元気が衰えたと云うよりか殆ど我が折れて了って貴所の所謂いわゆる富岡氏
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
叔父は笑いながら、いっさんまるで火事場のようだろう、しかしたまにはこんな騒ぎをして飯を食うのも面白いものだよと云って、間接の言訳をした。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「さうだな。それぢやたまには亘坊の相手にもなつて、河馬でも虎でも見て来ようか。」
(新字旧仮名) / 久米正雄(著)
いにしへの印旛の神があひの蘆谷のこもり今も為るかも
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
古実『それでは明日でもおあひすることにしませう』
島木赤彦臨終記 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
ざっと、かくの次第であった処——好事魔多しというではなけれど、右の溌猴わるざるは、心さわがしく、性急だから、人さきにあいに出掛けて、ひとつ蛇の目を取巻くのに、たびかさなるに従って、自然とおなじ顔が集るが
灯明之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
万種の動作、ただ一心にあつまる。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
寺内の若僧、庄馬鹿、子坊主までつてたかつて、火をともして、其を本堂へと持運ぶ。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
たまたままた暴飇ぼうひょう起り、おくひるがえす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
書紀にも「いくさやしなひ衆をつどへて、つひともに謀を定めたまふ」と壬申の乱における内助の功をたたえ、また大海人皇子登位して天武天皇となられて後
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
林家正蔵のごとき、やまとのためにのおはなよみきりならそれこそ万障繰り合わせても出向いていったかの観がある。
随筆 寄席風俗 (新字新仮名) / 正岡容(著)
持統天皇はその御願を継いで即位二年無遮むしゃ大会だいえを設け給い、同十一年「癸亥みづのとゐ公卿くぎやう百寮、仏眼ほとけのまなこあらはしまつる。をがみを薬師寺に設く」(書紀)。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
自省ジセイナオケレバ千万人センマンニンエドモ、——イヤ、握手アクシュハマダマダ、ソノタテノウラノ言葉コトバヲコソ、「自省ジセイナオカラザレバ、乞食コジキッテモ、赤面狼狽セキメンロウバイ被告ヒコク罪人ザイニン酒屋サカヤム。」
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
この稍古式を残してゐる詞に於いてすら、「相ひ口アヘたまふことなく……」とあるのを見れば、相手の口誦する呪詞にうち負け、うち勝つことを問題にしてゐた事が訣る。
スヤ 明月清風 自己ノ三昧
地獄 (新字旧仮名) / 神西清(著)
私はまれひとの場合ひとを単純な人とはらなかつた。